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周章狼狽【しゅうしょうろうばい】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

周章狼狽

周章狼狽の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
周章狼狽

【読み方】
しゅうしょうろうばい

【意味】
大いにあわてること。非常にあわてうろたえること。

四字熟語の博士
「周章狼狽」という四字熟語は、大変驚いたり、あわてたりして、とても混乱してしまう状況を表しているんだよ。
予想外の出来事に遭遇して、うろたえる様子を表しているんだ。
助手ねこ
ええっ、それは「びっくりしてもうめちゃくちゃ」ってことかいな。
何か思わぬことが起こって、どうしようもなく混乱してるってわけやな。
これは、「何が起こっても冷静さを保つ大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【語源・由来】
「周章」「狼狽」はともにあわてる意。「狼」「狽」はともに伝説上の獣で、狼は前足が長くて後足が極端に短く、狽は前足が極端に短くて後足が長い。狽が狼の後ろに乗るようにして二頭は常に一緒に行動するとされ、離れると動けず倒れてしまうことから、うまくいかない意、あわてふためく意に用いる。「周章」に「狼狽」を添えて意味を強調する。

【典拠・出典】

【類義語】
心慌意乱(しんこういらん)
右往左往(うおうさおう)

【英語訳】
get so flustered

get flusteredは「あわてる」という意味の熟語。
英文例
あまりに突然のできごとに周章狼狽してしまった。I got so flustered by exactly unexpected happening.

周章狼狽(しゅうしょうろうばい)の解説

カンタン!解説
解説

「周章狼狽」っていうのは、すごーくパニックになることを表しているんだよ。何が起こったのかよくわからないくらい、びっくりして、大混乱してる状態のことさ。

ちなみに、「周章」と「狼狽」は、どちらもパニックになるっていう意味があるんだよ。「狼」と「狽」は、昔のお話に出てくる動物でさ、この二つはとっても面白い特徴があってね。「狼」は前の足が長くて、後ろの足がすごく短いんだ。「狽」はその逆で、前の足がすごく短くて、後ろの足が長いんだよ。

だから、この二匹はいつも一緒に行動しないと、一匹だけだと動けなくなっちゃうんだ。それが、「うまくいかない」や「パニックになる」っていう意味に使われるようになったんだ。

だから、「周章狼狽」っていう言葉は、「周章」と「狼狽」を一緒に使って、パニックになるっていう意味を強調してるんだよ。

たとえば、「詰問されて周章狼狽する」と言ったら、質問攻めにされて大混乱してしまうっていう意味になるんだよ。

周章狼狽(しゅうしょうろうばい)の使い方

ともこ
健太くん、となりのクラスの娘を映画に誘ったんだって?クラスじゅうのうわさになってるわよ
健太
そ、そ、そ、それはおもしろい映画だし興味があるっていったから
ともこ
なにをそんなに周章狼狽しているのよ。いいじゃない、応援してるわよ!
健太
ほ、ほ、ほ、本当?と、と、と、とりあえずありがとう!

周章狼狽(しゅうしょうろうばい)の例文

例文
  1. どうにも最近、彼の様子がおかしい。このあいだこっそりとスマホの着信履歴を覗いたら、私が知らない女の人からの電話が何回もかかっていた。その事を言ったら、周章狼狽して言い訳をはじめた。あやしい。
  2. 私はどうにも気が小さくて、予期しないことがあると、どんなにちょっとしたことでも周章狼狽してしまう。できればこの性格をなんとかしたいものだ。
  3. 車を運転していれば、事故にあう可能性もある。もし事故にあったら、周章狼狽せず、まずは落ち着いて状況を確認し、怪我人の対応を最優先にしなければならない。
  4. 私の姉はバカがつくほどの正直者で、うそをつけない。それでもどうしようもないときにはうそをつくこともあるのだが、ちょっとツッコミを入れると周章狼狽するのですぐにバレる。
  5. 最近、公金横領の疑惑で世間を賑わしているその議員が、先日記者会見を開いた。しかし、終始、周章狼狽していたので、説明が全部言い訳にしか聞こえなかった。

周章狼狽の文学作品などの用例

  1. 愛弟子まなでしの思いがけない現実暴露に接した橋本先生は、周章狼狽して耳のつけ根まで真赤に染まり、目の置き場に迷っているらしかった。<石坂洋次郎・若い人>

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