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嗇夫利口【しょくふりこう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
嗇夫利口

【読み方】
しょくふりこう

【意味】
身分は低いが、口が達者な男のこと。

【語源・由来】
「嗇夫」は下級役人のこと。張釈之が、前漢の文帝の供をして虎圏(上林苑の中の動物園)に登ったとき、文帝が帳簿を調べ、管理者に疑問点についてたずねたが、だれも答えられなかった。そのとき虎圏の嗇夫(雑役夫)がその質問に的確に答えたので、文帝がその男を上林苑の令(長官)に抜擢しようとしたが、張釈之の口先だけが巧みな嗇夫の昇進は天下の混乱のきっかけになるという諫めにより、嗇夫の登用を中止したという故事から。

【典拠・出典】
史記』「張釈之伝」

【類義語】
・嗇夫口弁(しょくふこうべん)

嗇夫利口(しょくふりこう)の使い方

健太
父さんの会社が乗っ取られてしまったんだ。
ともこ
ええっ。それは大変。いったい何があったの?
健太
嗇夫利口をできる男だと信じた父さんは、自分の右腕として重用したんだ。でも、その嗇夫利口に裏切られたんだ。
ともこ
これは乗っ取り返すしかないわね。

嗇夫利口(しょくふりこう)の例文

  1. 豊臣秀吉は、嗇夫利口で、人たらしと呼ばれるほど人の心を読むことができました。
  2. 嗇夫利口は野心が人一倍である可能性が高く、あまり信用しないほうが良いです。
  3. 健太くんは嗇夫利口だったけれども、その口のうまさでお笑い芸人として成功し、今ではお金持ちです。
  4. 嗇夫利口である健太くんは、ずる賢い。
  5. 社長は嗇夫利口な彼をおもしろがって、いつもかわいがっています。

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