【四字熟語】
自家薬籠
【読み方】
じかやくろう
【意味】
自分の薬箱の中にある薬品。自分の思うままにできるもののたとえ。また、自分に手なずけて、思うままにできる人物のたとえ。
【語源・由来】
「自家」は、自分の家。転じて、自分。「薬籠」は、ここでは「薬籠中の物」の略で、薬箱の中の薬品。
【典拠・出典】
『旧唐書』「元行沖伝」
【類義語】
・薬籠中物(やくろうちゅうのもの)
自家薬籠(じかやくろう)の使い方
健太くん。新しい鞄を買ったの?
違うんだ。兄さんの物なんだけど、自家薬籠中の物としているんだ。
もしかして、勝手に使っているの?
兄さんの物は僕の物。僕の物は僕の物だよ。
自家薬籠(じかやくろう)の例文
- 健太くんは、気に入ったものはすぐに自家薬籠中の物としてしまう。
- ともこちゃんにとってショパンの曲は、自家薬籠中のものだった。
- 健太くんは、ともこちゃんは自家薬籠中の物だと言っている。
- ともこちゃんは、奥義を自家薬籠中の物にした。
- お母さんのバーキンを自家薬籠中の物にしていたともこちゃんは、後でひどく叱られた。