【四字熟語】
鬱鬱葱葱
【読み方】
うつうつそうそう
【意味】
植物が鬱蒼と茂ること。生気に満ちて盛んな様子。
【語源・由来】
「鬱鬱」は樹木などが生い茂るさま。気が盛んにのぼるさま。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・鬱鬱勃勃(うつうつぼつぼつ)
【対義語】
・鬱鬱怏怏(うつうつおうおう)
【英語訳】
lively
sprightly
animatedly
vividly
with flesh and blood
例文
Spring enlivens all nature.
春は万物が鬱鬱葱葱とする。
Spring enlivens all nature.
春は万物が鬱鬱葱葱とする。
鬱鬱葱葱(うつうつそうそう)の使い方
この絵、なんだかすごいね。
うん、確かに。生気に満ち溢れているっていうか、ものすごいエネルギーを感じる。
この植物の鬱鬱葱葱とした描き方は独特だよね。
まだそれほど名前の知られた画家じゃないらしいけど、もしかしたら物凄い才能かもしれないわね。
鬱鬱葱葱(うつうつそうそう)の例文
- 夏が近づくこの季節、雨が降るたびに庭の緑がどんどんと濃くなってゆく。色々な草が競うように生い茂り、木々は枝を伸ばし葉をみっしりとつけている。鬱鬱葱葱とした力強さが庭全体にみなぎっている。
- 彫刻家は冷たい石に命を吹き込むと言われているが、この彫刻家の作品は特に鬱鬱葱葱として今にも動き出しそうにさえ思える。
- 「山滴る」は夏の季語で「山茂る」とも言います。山が水が滴るようにみずみずしいと言い表した言葉ですが、山全体に緑が濃くなり鬱鬱葱葱とした様子を見て、そのような美しい言葉を思いつく日本人の感性は素晴らしいと思うのです。
- 樹齢何百年という大木は太い枝を天に向けて伸ばし、こぶのようにうねる根を地に這わせて、いまだ鬱鬱葱葱と力強いエネルギーを感じさせる。いかにも御神体というにふさわしい立ち姿は、最近のパワースポットブームでも取り上げられるようになった。