【四字熟語】
雲散霧消
【読み方】
うんさんむしょう
【意味】
雲が散り、霧が消えていくように、あとかたもなく消えてしまうこと。
雲や霧が、風や日の光にあたって消え去るの意から。
「霧」を「無」と書き誤らない。
「霧」を「無」と書き誤らない。
【語源・由来】
「雲散」は、雲が風に吹き飛ばされて消えてしまうこと。
「雲消霧散(うんしょうむさん)」ともいう。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・雲散鳥没(うんさんちょうぼつ)
・雲消雨散(うんしょううさん)
・雲消霧散(うんしょうむさん)
・海市蜃楼(かいししんろう)
・無鋭無踪(むえいむそう)
【対義語】
・雲合霧集(うんごうむしゅう)
【英語訳】
vanishing like mist
英語例文
この議論の妥当性に関する疑問はデータをみれば雲散霧消する。Any doubts about the validity of this argument are promptly forgotten once we see the data.
この議論の妥当性に関する疑問はデータをみれば雲散霧消する。Any doubts about the validity of this argument are promptly forgotten once we see the data.
雲散霧消(うんさんむしょう)の使い方
健太くん、悩んでいたようだけど、大丈夫?
うん、出来ないことをすることは無理なんだ。
そう、結果がでたのならよかった。
これまでの悩みが雲散霧消して、今は晴々としている。
雲散霧消(うんさんむしょう)の例文
- 演奏会の大成功で、練習で厳しかった先輩への反感が雲散霧消した。
- もやもやした気持ちを雲散霧消するには、思い切り汗をかくことも時には必要です。
- 企画を進めていくなかでいつの間にか雲散無償してしまった。
- 目撃者の出現により、彼にかけられた疑いは雲散霧消した。
- 二人の間はいつか疎遠になり、結婚の話しもいつの間にか雲散霧消してしまった。
まとめ
心の中に留まっていたわだかまりや悩みが消えて、さっぱりした気持ちになる意味にも使う。
長い年月築いてきたものが、一瞬で砕け、消え去るというのは、何のきっかけもなく、起こるのではなく、「たった一度の失敗」を伴っているものです。