【四字熟語】
前虎後狼
「前門に虎を拒ぎ後門に狼を進む」を略した言葉。
「前門の虎、後門の狼」という形で使うことが多い言葉。
【読み方】
ぜんここうろう
【意味】
一つの災いを逃れても、またもう一つの災いが襲ってくることのたとえ。
【語源・由来】
表門で虎を防いでいると裏門から狼が進んでくる意から。虎と狼の挟み撃ちでは、勇者たりとも青くなるに違いない。
【典拠・出典】
『評史』
【類義語】
・舎虎逢狼(しゃこほうろう)
・徐狼得虎(じょろうとくこ)
・前狼後虎(ぜんろうこうこ)
前虎後狼(ぜんここうろう)の使い方
ともこちゃん。疲れ切っているね。
最近、クレームの電話が鳴りやまないし、利益が減っているしで、前虎後狼の危機なのよ。
どうにか乗り越えたいところだね。
まずは、お客様の信用を取り戻さないといけないわね。
前虎後狼(ぜんここうろう)の例文
- 健太くんは今、前虎後狼という絶体絶命の危機にある。
- 不景気な上に、消費税増税で前虎後狼だ。
- 豪雨による水害に加えて、感染症が蔓延し、前虎後狼の危機だ。
- 健太くんは、財布を無くした上に、携帯もなくして前虎後狼、踏んだり蹴ったりだ。
- ともこちゃんは、一難去ってまた一難、前虎後狼の状況にある。