【四字熟語】
烏孫公主
【読み方】
うそんこうしゅ
【意味】
政略結婚の犠牲、またそれによって悲運に泣く女のこと。
【語源・由来】
漢は同盟の証しに、王家につながる女性たちを嫁がせたが、その中に、後に烏孫公主と称される薄幸の女性がいた。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
政略結婚の犠牲。sacrifice of the political marriage
烏孫公主(うそんこうしゅ)の使い方
健太くん、中国の歴史の中には、顔を合わせたこともない人に嫁がなくてはならないことが起こっていたのね。
今の時代で考えたら、そのようなことが頻繁におこっていたことが驚愕だね。
何か悲しい思いがするけど、時にはやさしい人と結ばれて、幸せであった人もいるのでしょう。烏孫公主のようにはならないと懸命に相手を理解し仲良く暮らしていった人もいるから、そう思えば悲しくないね。
そうだね、どんな結婚であっても仲良く築いていってほしいね。
烏孫公主(うそんこうしゅ)の例文
- 彼の小説の中で烏孫公主の女性の生涯が描かれている。
- 彼女は父親の影響で無理に結婚をさせられたが、ただの烏孫公主では終らないと強く思っていた。
- 日本の歴史の中には烏孫公主の女性の悲しい物語りがたくさんある。
- 政略結婚ではあるが、彼女に対してたびたび贈り物をするなど細やかな気配りをし、2人の関係は良好であり、烏孫公主では終らない。
- 烏孫公主の女性であるが、悲しみを糧として大きくはばたき、最後は大往生をとげた。
まとめ
烏孫公主は皇族の女性で、その名を劉細君といった。父親の劉建は武帝の兄劉非の子、江都王をついでいたが、悪逆無道の男であったらしく、謀反を理由に誅殺されている。
劉細君は泣く泣く烏孫に嫁いだが、夫たる年老いた王とは言葉も通じず、風俗は何もかも知らぬことばかりで悲しい定めにあった。