【四字熟語】
雲濤煙浪
【読み方】
うんとうえんろう
【意味】
①雲やもやでおおわれた波のこと。
②はるか水平線で雲に届いてみえる波のこと。
【語源・由来】
「雲濤」は水平線のあたりに見える波。「煙浪」は水面が煙ってはっきりしないさまから。
【典拠・出典】
『新楽府』白居易「海漫漫」
【英語訳】
grand view of sea
grandは「雄大な」という意味の形容詞。seaは「海」という意味の名詞。
英文例
私は雲濤煙浪を見たくて海にでかけた。I went to sea to see grant view of sea.
英文例
私は雲濤煙浪を見たくて海にでかけた。I went to sea to see grant view of sea.
雲濤煙浪(うんとうえんろう)の使い方
このあいだ家族でドライブに行ったんだけど、その時見た海がすごくきれいだったの
いいなあ、ドライブなんてずいぶん連れて行ってもらってないよ
風が強い日だったんだけど、波がとてもきれいで雲濤煙浪に見とれてしまったわ
どこを通ったのか教えてよ、今度ぜったい連れて行ってもらうから
雲濤煙浪(うんとうえんろう)の例文
- いつも飛行機だったので、たまには船を使ってみようと思い帰省したが、船上から見た雲濤煙浪の景色が存外すばらしくて忘れられない。
- 旅行先でたまたま立ちよった浜辺から見た、雲濤煙浪がきれいで、旅行の一番の思い出になった。
- 雲濤煙浪を前にすれば、私の悩みなどとても小さなものに思えて、ずいぶんと気が楽になった。
- 普段から見慣れた海だったが、その日は風が強くて波が高く、それに夕暮れの光が照り返して、雲濤煙浪の壮大な景色に変わっていて思わず見入ってしまった。
- アメリカ旅行でもっとも印象的だったのは、広大な砂浜の向こうに見える雲濤煙浪の風景だ。
まとめ
「雲濤」は水平線のあたりに見える波を、「煙浪」は水面が煙ってはっきりしない様子を表していることから、雲濤煙浪(うんとうえんろう)は、海の壮大な景色を表す言葉となりました。海の景色は基本的に美しいのですが、特に水平線のあたりが波立つ風景や、水面が煙っている景色は幻想的で、見る者の心をとらえて離しません。みなさまも海に行く機会があれば、雲濤煙浪(うんとうえんろう)の景色が見えないか、気をつけてみましょう。