【四字熟語】
英雄好色
【読み方】
えいゆうこうしょく
【意味】
才能・武勇にすぐれた英雄と呼ばれる人物は、女性を好む気質がある。
「英雄」とは才能や武勇の特にすぐれた人。
「好色」とはいろごのみ。
【語源・由来】
英雄は何事にも精力旺盛であるゆえに、色事を好む傾向が強いということ。
恋愛や情事を好むことの弁護としても使用する。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・酒池肉林(しゅちにくりん)
・飲食男女(いんしょくだんじょ)
【対義語】
・遠塵離垢(おんじんりく)
【英語訳】
・All great men like women
・Great men want to enjoy the sensual delight
英雄好色(えいゆうこうしょく)の使い方
社長はまた彼女を変えたらしいよ。
えっ? また? で、今度の彼女はどんな感じ?
すごいグラマーでさ・・・モデルさんみたいな美人だったな~・・・。英雄好色とはまさに社長のための言葉だな。
なによ! 英雄好色っていえば聞こえはいいけど、単なる女たらしってことじゃない。
英雄好色(えいゆうこうしょく)の例文
- 天下人と呼ばれる豊臣秀吉は英雄好色であり、多くの側室をもっていたと言われている。
- 英雄好色といえば耳触りがいいが、所詮ただの助平である。
- 古くから英雄好色は常識とされてきました。
- 英雄好色と言われているが、その目的は優秀な世継ぎを残すためだったのではないのだろうか。
- 英雄好色だからと情事にふけってばかりいては、英雄と呼ばれなくなる日もくるだろう。
- B氏は英雄好色タイプで、一言でいうと女好きである。
- 英雄好色とはいうものの、好色だから英雄というわけではない。
まとめ
「英雄色を好む」ということわざがある。古代中国では、当たり前のように使われていた言葉である。
強くたくましく、権力も持っている、そんな英雄の隣には美女がふさわしい。
それも一人ではない。たくさんのタイプの好みをはべらしたのだろう。
ハーレムや大奥など、王や将軍などの時の権力者が持つ女性宮にはたくさんの側室や妾が住んでいた。
単に色事が好きだからという理由だけではなく、強い英雄には癒しの場が必要だったのかも知れない。
また後継者を残さなければならないという使命感、もっと言うと種の本能が英雄を好色にさせていたのだろう。