著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

往古来今【おうこらいこん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

【四字熟語】
往古来今

【読み方】
おうこらいこん

【意味】
昔から今まで綿々と続く時間の流れ。

【語源・由来】
「往古」は過ぎ去った時、昔の意味で「来今」は今から後のことを意味します。

【典拠・出典】

【類義語】
古往今来(こおうこんらい)
古今東西(ここんとうざい)
・今来古往(こんらいこおう)
東西古今(とうざいここん)

【英語訳】
going ancient times now
from past to future

往古来今(おうこらいこん)の使い方

ともこ
うちの近くにあるあのお寺の仏像が非常に貴重なものだって知っている?だいぶ古いものらしいけど。
健太
うん、聞いたことあるよ。
遠くからも観光客が見に来るもんね。最近は海外の人も増えているらしいよ。
ともこ
昔の非常に有名な彫刻家が作成したもので、往古来今のなかでも見当たらないものなんだって!すごいよね。
健太
まさにうちの町の宝だね!次の世代にもつないでいく責任が僕たちにもありそうだ。

往古来今(おうこらいこん)の例文

  1. 往古来今、今までさまざまな芸術家が登場し活躍してきましたが、本当に後世まで名が残るのはほんの一握りしかいないでしょう。
  2. 往古来今のなかにあって、様々な凶悪事件が発生してきたが、ここまで残酷な事件は滅多にあるものではない。
  3. 人類の往古来今について長い視点で考察してみても、本当に今の我々は心として、進歩はみられるのでしょうか。
  4. 世界各地を見渡しても戦争は往古来今なくなることはない。人が人の上を目指す限り、その果てしない野望は途切れることはないだろう。
  5. 逆も真なりで、人の愛も往古来今なくなることはない。自分の身を守るためだけではない、何かが生きることの意味を見いだせるからだ。

まとめ

往古来今(おうこらいこん)の意味は「昔から今まで綿々と続く時間の流れ」です。
「往古」は過ぎ去った時や昔の意味で「来今」は今から後のことを意味します。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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