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岡目八目【おかめはちもく】の意味と使い方や例文(語源由来・英語訳)

岡目八目

岡目八目の意味(語源由来・英語訳)

意味

【四字熟語】
岡目八目

「傍目八目」とも書く。

【読み方】
おかめはちもく

【意味】
当事者よりも第三者のほうが、情勢や損得などを正しく判断できること。

四字熟語の博士
「岡目八目」という四字熟語は、囲碁から来ていて、ある事情の当事者よりも、それを外から見ている人のほうが、事の成り行きや真実、または得失をより正確に判断できる、という意味があるんだよ。
助手ねこ
ほんまやな。それはつまり、「当事者よりも第三者のほうが、事の真相をよく見て判断できる」ってことやな。
自分が直接関わっていると、視野がせまくなって全体像が見えへんこともあるけど、外から見てる人はその全体像を見て判断できるんやな。
これは、「自分以外の視点も大切にする」ってことを教えてくれるんやで。

【語源・由来】
囲碁で「岡目」は人の碁をそばでみていること。対局者より見物人のほうが八目先まで読めるという意。

【典拠・出典】

【英語訳】
a bystander’s vantage、bystander’s vantage point

英語例文
たとえにもある通り岡目八目ということがある。Bystanders proverbially see most of the game

岡目八目(おかめはちもく)の解説

カンタン!解説
解説

「岡目八目」っていうのは、自分が直接関わっていることよりも、ちょっと一歩引いて見ている他の人のほうが、何が起こっているのか、どうするのが一番いいのかを正確に理解できる、という意味だよ。

これは、囲碁から来た言葉なんだ。囲碁をちょっと離れたところから見ている人は、実際に碁石を打っている人よりも、もっと先の手を予測できるっていう考え方から出てきているんだ。

「岡目」っていうのは、他人が何かをしているのを少し離れたところから見ていることを表していて、「目」は囲碁の盤に描かれている小さな四角(碁目)のことを言うんだ。「岡」は普通、「傍」って書くこともあるんだけど、どちらも「ちょっと離れたところ」っていう意味だよ。

つまり、「岡目八目」は、「他人のことを少し離れたところから見ていると、より良い視点で物事を理解できる」っていう意味になるんだね。

岡目八目(おかめはちもく)の使い方

ともこ
健太くん、友だちとオセロをやったの。
健太
ともこちゃん、オセロって岡目八目、さきのことをよくみると勝てるんだよ。
ともこ
そう! さきの先までみながらやるのね。
健太
楽しそうだね。こんどぼくともオセロやろうね。

岡目八目(おかめはちもく)の例文

例文
  1. 研究に熱中しすぎた私にとっては、彼は情勢も状態も正しくまさに岡目八目だった。
  2. 岡目八目というように、利害のない人間の方が適切な判断ができるものだ。
  3. 彼女が彼に惚れているのは岡目八目疑いのないとことだ。
  4. 仕上がった企画書を、岡目八目で専門外の人に見てもらおう。そのほうがよい企画になると思う。
  5. 自分だけが優れていると信じて疑わず、完全に岡目八目となっていることに気づかなかった。

岡目八目の文学作品などの用例

  1. 吉岡の為めに今夜は駒代という芸者の値打をば岡目八目真実間違のないところを見届けようと思ったのである。<永井荷風・腕くらべ>

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