【四字熟語】
往事茫茫
【読み方】
おうじぼうぼう
【意味】
昔のことがぼんやりしていて定かでないこと。
昔のことがおぼろげで、はっきりとしないさまのこと。
【語源・由来】
「往事」は昔のこと、過去の出来事のことで、「茫茫」は広くはるかな様子、遠くかすんではっきり見えない、ぼんやりしてはっきりとしないさまのことです。
古い話や古い記憶を頼りに話をする時などにおいて「往事茫茫ですが…」と前置きして逃げ場を作る言葉で使われます。
【典拠・出典】
白居易
【類義語】
・往事渺茫(おうじびょうぼう)
【英語訳】
divine proportion
golden cut
memories of the past events (being、becoming) far and distant
往事茫茫(おうじぼうぼう)の使い方
幼稚園の先生の名前と顔って思い出せる?
うん、名前は思い出せるけど、顔がいまいち思い出せないんだ。
そうだよね、往事茫茫としてはっきりと思い出せる人は少ないと思うよ。
楽しい記憶は覚えているけどね!
往事茫茫(おうじぼうぼう)の例文
- ある作家人は往事茫茫として夢のごとしと言っていますが、昔の自分を振り返ってみるとまるで夢のように感じます。
- 往事茫茫ではございますが、そのような発言をしたことは一切ないと記憶しております。
- 人の記憶は少しづつ薄れつつあり、往事茫茫としてはっきりと思い出すことは難しいと言えるでしょう。