【四字熟語】
温凊定省
【読み方】
おんせいていせい
【意味】
親に忠実に仕えて孝行すること。
【語源・由来】
「温」は冬に暖かくしてやる意。「凊」は「涼」と同意で、夏に涼しくしてやる意。「定」は安眠できるように晩に寝具を整える意。「省」は朝に体調をたずねる意。親孝行の心がけを説いたものから。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
filial piety
filialは「子としての」という意味の形容詞。pietyは「忠誠心」という意味の名詞。
英語訳
彼はしっかりと温凊定省を実践していた。He did filial piety exactly.
英語訳
彼はしっかりと温凊定省を実践していた。He did filial piety exactly.
温凊定省(おんせいていせい)の使い方
もうすぐ母の日ね。健太くんは何かプレゼントを考えているの?
うん、うちの母さんが大好きな香水を贈ろうと思ってるんだ
まあ、ずいぶんと温凊定省なのね。私も何にするか決めないと
ともこちゃんのお母さんがもらうと喜びそうなものから選ぶといいよ
温凊定省(おんせいていせい)の例文
- 私は若い頃、非行の道に走ってしまい、両親にはとても苦労をかけた。今ではすっかり立ち直って仕事もきちんとやっているので、今後は温凊定省に励もうと思う。
- 彼女はとても親孝行なことで評判だ。いつも温凊定省を実践していて、その点については見習わなければならないと思う。
- 彼は両親のことをとても愛していて、大きくなった今でも、変わらず熱心に両親の面倒を見ている。そうした温凊定省の姿勢はとても立派だ。
- 私の両親は、思えばずいぶんと年をとった。これからは育ててもらった恩返しをするために、しっかりと温凊定省をしなければいけない。
- 私の父は、私の祖父母のことをずっと気にかけていて、いつも出向いては面倒を見ている。そうした温凊定省の姿は、子供である私にとって尊敬できるものだ。
まとめ
温凊定省(おんせいていせい)は、親孝行の心がけを説く文字の集まりから、親に忠実に仕えて孝行することを意味する言葉となりました。古来から親孝行は美徳とされていて、それは今でも変わりません。私たちも、普段から親孝行をするようにこころがけたいところです。