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怨憎会苦【おんぞうえく】の意味と使い方や例文(語源由来・対義語・英語訳)

【四字熟語】
怨憎会苦

【読み方】
おんぞうえく

【意味】
怨み憎む者にも会わなければならない苦しみのこと。仏教で説く、人間界の八つの苦しみの一つ。

【語源・由来】
仏教でいう、八苦(八種の苦しみ)のひとつ。

【典拠・出典】

【対義語】
愛別離苦(あいべつりく)

【英語訳】
pain of meeting hateful person

painは「苦しみ」という意味の名詞。hatefulは「憎い」という意味の形容詞。
英文例
私は怨憎会苦を味わった。I felt the pain of meeting hateful person.

怨憎会苦(おんぞうえく)の使い方

ともこ
健太くん、この間の試合のあと、なにか揉めてたわね
健太
うん、むこうのキャプテンがすごく態度悪くてさ、ちょっとケンカになっちゃったんだ
ともこ
そうだったんだ、でも、今後も対戦することがあるんでしょ?
健太
あるんだよね、これが。もう会いたくないのにね。本当に怨憎会苦の苦しみだよ

怨憎会苦(おんぞうえく)の例文

  1. 私たち夫婦はうまくいかず、別居しているのだが、離婚調停の場で夫に会わなければならないのがとても苦痛で、怨憎会苦の辛さがある。
  2. 私は勤め先の同僚に、どうしても気が合わない人がいる。きっと向こうもそう思っているに違いない。それなのに毎日会社で顔を合わせなければならないのは、怨憎会苦だ。
  3. 彼には学校にものすごく苦手な先生がいるらしく、毎日学校に行くのが苦痛でしかたがないと漏らしていた。きっと怨憎会苦の苦しみなのだろうと思う。
  4. ずっと後になって聞いたのだが、私の妻は嫁いできたころ、私の母とそりが合わなくて、毎日辛かったそうだ。そんな怨憎会苦の状態だったとはつゆ知らず、気づけなかったのが申し訳ない。
  5. 彼女と私はまったく気が合わず、顔を合わせるだけでも嫌なのだが、同じサークルなのでしかたがない。毎日、怨憎会苦の気持ちだ。

まとめ

怨憎会苦(おんぞうえく)は、仏教でいう八苦のひとつで、自分が怨んだり憎んだりしている人とも会わなければならない苦しみを意味しています。皆さまも学校や会社に、顔を合わせるのも嫌な人がいるかもしれません。その苦痛のことを、仏教では怨憎会苦(おんぞうえく)と呼んでいるのです。


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