言語道断の意味(語源由来・出典・英語訳)
【四字熟語】
言語道断
【読み方】
ごんごどうだん
【意味】
言葉では表せないほどのひどいこと。もってのほか。
「言語」は言葉で表現すること。「道断」は言うすべがない、言う道が断たれること。
「言」を「げん」と読み誤らない。
「道」を「同」と書き誤らない。
「道」を「同」と書き誤らない。
ええ、それは「話にならんくらい、ほんまにひどいこと」ってことやな。
もう、「どう説明したらええのやら」と思うくらい、大間違いやぁ。
これは、「すごくまずい状況」を教えてくれる表現やな。
もう、「どう説明したらええのやら」と思うくらい、大間違いやぁ。
これは、「すごくまずい状況」を教えてくれる表現やな。
【語源・由来】
真理や悟りの境地は、言葉では言い表せない、説明できないという仏教語からきている。
【典拠・出典】
『維摩経』
【英語訳】
execrable(形式ばった表現)、unspeakably、unutterably、indescribably、ineffably
例文 彼の振る舞いは、言語道断である。
His conduct can’t be too severely criticized.
His conduct can’t be too severely criticized.
言語道断(ごんごどうだん)の解説
カンタン!解説
「言語道断」っていうのは、ほんとうにひどくて、言葉でどう表していいかわからないようなことを指すんだよ。
例えば、「とんでもない!」とか「ありえない!」って感じのときに使うんだ。
この言葉はもともと仏教の世界から来ていて、仏教の深い教えや、ものすごく高い境地は言葉じゃ表せないっていう意味から来てるんだ。
「言語」ってのは、「言葉で話す」ってこと。
「道断」ってのは、「言うことができなくなる」ってことだから、「言語道断」っていうと、「言葉で話す道が断たれる」っていう意味になるんだよ。
例えば、「人のものを盗むとは言語道断だ」と言うと、人のものを盗むなんてひどすぎて、言葉でどう表していいかわからないよ、っていう意味になるんだ。
ちなみに、この言葉の出どころは、「維摩経」っていう古い仏教の経典から来ているんだよ。
言語道断(ごんごどうだん)の使い方
ひどいよ!授業中に隣の席の子がスマートフォンを触っていたから注意したんだ。そうしていたら先生が来て「授業中に私語は慎め!」って僕にだけ怒ったんだ。
まあそれは言語道断ね。それでそのまま泣き寝入りしたの?
おかしいを思ったから状況を説明して、周りの友達も僕の味方になってくれたから、先生にも隣の席の子にもちゃんと謝ってもらったよ。
教師としてしっかり周りの状況を見てお互いの意見を聞いてから判断しないといけないわね。
言語道断(ごんごどうだん)の例文
- 弱者ばかりを狙った彼の犯行は、言語道断であり重罰を望む。
- 掃除の時間を毎回サボるなんて言語道断だ。
- 市民を守る警官が犯罪を犯すなんて言語道断だ。
- 浮気をするなんて言語道断。付き合い続けるのはもう無理だ。
- 人のものを盗むなんて言語道断です。
- 彼らの作った作品は、有名作家の模倣だったらしい。言語道断だ。
それは、非常に間違っていて、あまりにもひどいことを言うんだ。