著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

快馬加鞭【かいばかべん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
快馬加鞭

【読み方】
かいばかべん

【意味】
なお一層スピードアップすること。努力を続けて、絶えず前進することのたとえ。

【語源・由来】
疾走する馬に、鞭を加えることから。

【類義語】
・駆け馬に鞭
・駿馬に鞭を打つ
・拍車を掛ける

【対義語】

【英語訳】

快馬加鞭(かいばかべん)の使い方

ともこ
健太くん、宿題のスピードを上げないと夏休みが終わってしまうわよ。さあ、がんばれ!ああ、間に合ったら、健太くんが欲しがっていたゲームを買ってもいいって健太くんのお母さんが言っていたわ。
健太
みんなで、僕にあの手この手で、鞭を加えて、快馬加鞭、宿題を一日も早く終わらせようとしているね。
ともこ
快馬?あら、健太くんはいま、疾走しているの?失速しているのかと思って心配して応援に来たのだけれども。
健太
なかなか進んでいないように見えるかもしれないけど、全力疾走、爆走中だよ。

快馬加鞭(かいばかべん)の例文

  1. 締め切り日には余裕があるが、いろんな出版社の仕事を複数抱えてしまったので、担当の編集者はあの手この手を使って快馬加鞭させて、私に書き上げさせようとしている。
  2. 彼は仕事がはやいけれど、君が、彼に笑顔で「がんばってくださいね」と言えば快馬加鞭でもっとはやく仕上げることができるだろうよ。
  3. 新作のゲームに集中して取り組みたくて、一週間有給をとることにしたので、快馬加鞭で仕事を片付けた。
  4. ホテルのカフェで出されているパフェをおごるからと言ったら、もともと仕事が早い人だけど、快馬加鞭で仕事を終わらせた。
  5. マラソン大会に出場して長い道のりを走ってきたが、ようやくゴールが視界に入ったので、急に心も体も軽くなり、快馬加鞭でゴールまで疾走した。
  6. ここまで快馬加鞭で、努力し続けてきたので、今回いただいた賞は、その日々が無駄ではなかったという証になったので万感の思いです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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