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開物成務【かいぶつせいむ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

開物成務

開物成務の意味(語源由来・出典)

意味

【四字熟語】
開物成務

「物を開き務めを成す」と訓読する。

【読み方】
かいぶつせいむ

【意味】
万物を開発してあらゆる事業を完成させること。また、人々の知識を開いて世の中の事業を成就させること。人間や禽獣に至るまで、閉じふさがり通じないものを開き、それぞれの事物の当然の職務や事業を成就し完遂させる意から。もと易の目的を述べた語。

四字熟語の博士
「開物成務」という四字熟語は、人々の知恵や才能を開花させて、事業や仕事を成功させることを表すんだよ。
これは、一緒に働く人々の能力を最大限に引き出し、目標を達成するというイメージだね。
助手ねこ
なるほどな。つまり、「みんなの知恵を活かして、仕事を成功させる」ってことやな。
みんなが力を合わせて目指すものを達成するんやな。
これは、「チームワークと成功」を象徴する言葉やで。

【語源由来】
「開」は閉じふさがり通じないものを開き発展させる意。「物」は万物。「成」は成就の意。「務」は職務・事業の意。略して「開成」ともいう。

【典拠・出典】
易経』繋辞上

開物成務(かいぶつせいむ)の解説

カンタン!解説
解説

「開物成務」っていうのは、何かを始めて成功させる、または学んだことを実際に活用して物事を達成するという意味だよ。「開物」っていうのは、何か新しいことを始める、または何か閉じていたものを開放するという意味。そして、「成務」っていうのは、その始めたことや開放したものを成功させる、または何かを達成するという意味なんだ。

だから、例えば、新しい学校を開いて、その学校で子供たちがいろんなことを学んで、それを使っていろんなことを達成すること。それが「開物成務」の一例だよ。

そして、「開物成務」っていうのは元々、古代中国の聖書的な本である『易経えききょう』から来ていて、その本では「物を開き務めを成し、天下の道を冒う」という表現が使われているんだ。この「物を開き務めを成す」というのは、まさに「開物成務」の意味そのもので、何かを始めて達成するという意味なんだよ。

ちなみに、この四字熟語は「開成」と略しても使われることもあるんだ。

開物成務(かいぶつせいむ)の使い方

ともこ
私たちの学校はこの辺りで一番歴史が古いのよ。
健太
へえ。それは知らなかった。みんなに愛されている学校だなとは思っていたけど、歴史がある学校だったんだね。
ともこ
この地域の人たちが、子供たちが学ぶことができる場所を創ろうって、開物成務の努力をしてくれたおかげで、この学校があるのよ。
健太
授業中はいつも居眠りをしていたけど、みんなの思いにこたえて頑張らないといけないなと思えて来たよ。

開物成務(かいぶつせいむ)の例文

例文
  1. 開物成務は、人間性を開拓、啓発し、人としての務めを成すという意味で、かの有名な開成学園の名前の由来になったんだよ。
  2. わが子には、開物成務の努力をして、社会に生きる一人の人間として、使命を果たしながら生きていってほしい。
  3. 創業したころのメンバー全員の開物成務の苦労があって、今のわが社の不動たる地位が築かれたのだという事を忘れてはいけない。
  4. 開物成務の言葉を人生の目標としていて、深く学び、開発し、世の中をより良い方向に導く人間になりたい。
  5. 戦後の日本の急激な復興は、開物成務の精神で頑張ってこられた、当時の人たちみんなの功績である。

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