著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

家給人足【かきゅうじんそく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
家給人足

【読み方】
かきゅうじんそく

【意味】
生活が豊かで、満ち足りているということのたとえ。

【語源由来】
「給」とは、行き渡る、豊かになるということ。「足」とは、十分にある、満ちそなわるということ。どの家にも衣食が十分に行き渡って、だれもが豊かに満ち足りているということ。

【典拠・出典】
淮南子』本経訓、人間訓

【類義語】
・家殷人足(かいんじんそく)
・人給家足(じんきゅうかそく)
・民給家足(みんきゅうかそく)

【英語訳】
be well [comfortably]off
be making a good living

家給人足(かきゅうじんそく)の使い方

健太
いつも遊びに来ていた従兄が、就職して一人暮らしを始めたんだ。
ともこ
それは大変ね。仕事も覚えなくてはいけないし、生活のことも自分でやらなければいけないものね。
健太
初めは大変だったようだけど、今は落ち着いて家給人足した日々を過ごしていると、手紙が届いたんだ。
ともこ
よかったわね。ご家族も安心したでしょうね。

家給人足(かきゅうじんそく)の例文

  1. 世の中が平和になるためにはまず、家給人足になることが重要だと思う。
  2. 彼が国をまとめる際に、最も重要だと考えたことは、家給人足することだと話していた。
  3. 住み慣れた街を離れて、新しい仕事を始めた兄から、家給人足していると便りが届いて、父も母もとても安心した様子だった。
  4. 家給人足した生活を送ることで、子供たちは学ぶことに集中できるのではないかと考えている。
  5. 国民が最も訴えていたことは、家給人足した暮らしをすることだった。

まとめ

家給人足することで、安心して生活をすることができるのではないでしょうか。
生活が安定すると、学ぶことや、新しく何かを始めることにも、意欲がわくのかもしれませんね。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。