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格物致知【かくぶつちち】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
格物致知

「知を致すは物に格るに在り」または「知を致すは物を格すに在り」と訓読できます。
【読み方】
かくぶつちち

【意味】
事物の道理を追究し、それを理解して、知識や学問を深め得ること。

【語源由来】
中国思想史の用語で、朱子学と陽明学とでは同じ四字熟語でも少し意味が違ってきます。
朱子学では具体的な事物において自己の知識をその極にまで推し究めることを意味し、陽明学では事物において自己の生まれつき持っている知能を練磨発揚することを意味します。

【典拠・出典】
大学

【類義語】
致知格物(ちちかくぶつ)
格物究理(かくぶつきゅうり)

【英語訳】
・knowledge of the laws of nature
・natural philosophy

格物致知(かくぶつちち)の使い方

健太
人間の体の細部に至るまで、名称のないところは無いらしいよ!
ともこ
そうなの!?
健太
とにかく細部を観察して神経細胞の先っぽまで名前を付けたんだよ。人という生きものは名前を付けずにはいられないのかもしれないね。
ともこ
その探究心たるや、すごいものがあるわね。格物致知は無限という訳ね。

格物致知(かくぶつちち)の例文

  1. 彼は生涯を格物致知にささげた人だった。
  2. 私たちは格物致知をもってこの難問に真摯に取り組むべきだ。
  3. ここで君は己の格物致知の道を究めるのだ。
  4. 格物致知を極めるとはそうたやすいことでは無い。

まとめ

「格物致知」とは事物の道理を追究することで、「窮理」(きゅうり)ともいうそうです。窮理とは中国の哲学で「物事の真理を明らかにすること」とあります。この「窮理」は「究理」とも書き、明治時代の初期には物理学のことをこのように呼んだそうです。
事物の道理の探求と物理学とがその昔繋がっていたことは、あながち間違いではないようにも思います。真理を追究することは時間が長くかかる上、艱難辛苦も伴うでしょう。物事も突き詰めれば突き詰めるほど分からないことが目の前に広がる。新しい疑問が生まれ、追及には終わりがないのかもしれません。


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