著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

外題学問【げだいがくもん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

外題学問

外題学問の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
外題学問

【読み方】
げだいがくもん

【意味】
うわべだけの学問のこと。

四字熟語の博士
「外題学問」という四字熟語は、見た目だけで中身がない学問、つまり本質を理解していない学問のことを指しているんだよ。
助手ねこ
それって、「見かけばかりで、ちゃんと理解してへん学問」ってことかいな。
パッケージだけで、中身が空っぽやと、本当の意味での学びにはならんねんな。
これは、「学びは深く理解することが大切」って教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】
「外題(げだい)」とは、書物の表紙に貼った紙に書かれた題名のこと。
書物の題名だけは知っているが、内容はよく知らないこと。

【典拠・出典】

【類義語】
・外題学者(げだいがくしゃ)

【英語訳】
putting on a knowing air when one only knows the title of the book [play, etc.].
pretending to understand the nature of something when one only knows its name.

外題学問(げだいがくもん)の解説

カンタン!解説
解説

「外題学問」っていうのは、表面だけの知識や学問のことを指すんだよ。たとえば、本のタイトルだけは知っているけど、その内容はよく知らないとか、見た目だけは詳しそうに見えるけど、実はその中身をちゃんと理解してないとか、そういうふうに、ちゃんと深く学び込んでない人の学問のことを言うんだ。

「外題」っていうのは、本の表紙に貼られた紙に書かれたタイトルのこと。

だから、「外題学問」は、タイトルだけは知っているけど、その本の内容までちゃんと理解していないという、ちょっと揶揄した意味があるんだよ。真剣に学ぶことは大事だね。

外題学問(げだいがくもん)の使い方

ともこ
あら、健太くんが図書館にいるなんで、めずらしいわね。
健太
ぼくも、いろいろな本を読んでいるんだよ。
ともこ
さっきから、表紙ばかりを眺めているようだけど、外題学問じゃないかしら。
健太
そ、そんなことないよ。じっくり読んでみようと思って、選んでいるんだよ。

外題学問(げだいがくもん)の例文

例文
  1. 外題学問をしていて、わかったつもりになっているなんて、信じられないよ。
  2. 眺めているだけじゃ、外題学問だよ。しっかりと内容を理解してごらん。
  3. 彼はたくさんの本の知識があると話していたけれど、どうも内容がちぐはぐなんだ。もしかして、外題学問じゃないだろうか。
  4. 外題学問をしても、仕方がないじゃないか。学問とは、うわべだけではなんの役にも立たないのだよ。
  5. どうやら彼女は、外題学問だったようだ。尊敬していたのに、残念だ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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