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陶犬瓦鶏【とうけんがけい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

陶犬瓦鶏

陶犬瓦鶏の意味(語源由来・出典・類義語)

意味

【四字熟語】
陶犬瓦鶏

【読み方】
とうけんがけい

【意味】
形ばかり立派で、実際にはなんの役にも立たないもののたとえ。「陶犬(とうけん)」とは、陶製の犬のこと。「瓦鶏(がけい)」とは、素焼きの鶏のこと。

四字熟語の博士
「陶犬瓦鶏」という四字熟語はね、見た目は立派だけど、実際には何の役にも立たないものを指す言葉だよ。
まるで焼き物の犬や素焼きの鶏のように、見た目だけで中身がないことを示しているんだ。
助手ねこ
それは、「見た目ばかりで役立たず」ってことかいな。
焼き物の犬や素焼きの鶏みたいに、見るだけならかっこええけど、実際には何の役にも立たへん。
これは、「形だけじゃなくて、中身も大事」ってことを教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】
犬には夜の番をする役目があり、鶏には夜明けを告げるという役目があるが、作り物ではその役目を果たすことができないということから。

【典拠・出典】
『金楼子』「立言・上」

【類義語】
夏炉冬扇(かろとうせん)
・冬扇夏炉(とうせんかろ)
泥車瓦狗(でいしゃがこう)

陶犬瓦鶏(とうけんがけい)の解説

カンタン!解説
解説

「陶犬瓦鶏」っていうのは、見かけばかりが立派で、本当のところは全く役に立たないものを比喩しているんだよ。「陶犬」は、陶器で作られた犬のことで、「瓦鶏」は、焼き物で作られた鶏のことさ。

本物の犬なら夜中に番をしたり、本物の鶏なら朝が来たときにコケコッコーと鳴いて教えてくれるんだけど、陶器や焼き物で作られた犬や鶏ではそういう役目は果たせないよね。だから、「陶犬瓦鶏」は、形ばかり立派で中身がない、つまり見かけだけのものを指すんだ。

この言葉は「瓦鶏陶犬がけいとうけん」とも言うことがあるよ。出どころは、中国の古代の書籍『金楼子きんろうし』から来ているんだよ。

陶犬瓦鶏(とうけんがけい)の使い方

健太
ともこちゃん見てよ。新しいバットとグローブを買ってもらったんだ。
ともこ
あら、健太くん。野球を始めるの?サッカーはもうやめることにしたの?
健太
サッカーは向いていないと思うんだ。これからは野球だよ。他にも最新モデルのユニフォームや帽子もそろえたんだよ。
ともこ
陶犬瓦鶏にならないことを願っているわ。

陶犬瓦鶏(とうけんがけい)の例文

例文
  1. 彼は剣の腕はまるでダメだと聞いた。いくら立派な剣を腰に下げていたって、陶犬瓦鶏ということだね。
  2. 彼女は絵を始めるといって、油絵の道具をそろえたけれど、まだ一度も絵を描いていないらしい。きっと陶犬瓦鶏になると思うわ。
  3. うちの犬は体が大きくて怖そうな顔をしているけれど、実際にはとても臆病な性格をしている。番犬として飼ったけれど、防犯のためには陶犬瓦鶏になってしまうかもしれない。
  4. 母は有名な鍋を買って満足しているけれど、もったいなくて普段の料理には使わないという。それでは陶犬瓦鶏になってしまうじゃないか。

陶犬瓦鶏の文学作品などの用例

  1. それやこれやで脳はズキズキ、医者も薬も、陶犬瓦鶏。<巌谷小波・妹背貝>

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