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千変万化【せんぺんばんか】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

千変万化

千変万化の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
千変万化

【読み方】
せんぺんばんか

「せんぺんまんか」は誤り

【意味】
種々様々に変化すること。

四字熟語の博士
「千変万化」という四字熟語は、色々な形に変わり続けて、とても素早い変化を続けていることを表すんだよ。
目まぐるしいほどの変化、というイメージが含まれているんだ。
助手ねこ
それやったら、「すごい早さでいろんな形に変わっていく」ってことやな。
まぁ、まばたきする間に変わるほど早いんやな。
これは、「世の中の変化についていく大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【語源・由来】
「千変」も「万化」もいろいろに変化することを意味することから

【典拠・出典】
列子』「周穆王」

【類義語】
変幻自在(へんげんじざい)

【対義語】
千篇一律(せんぺんいちりつ)
一本調子(いっぽんち”ょうし)

【英語訳】
innumerable (incalculable) changes
an endless series changes
immense (infinite) variety

例文
You can enjoy shifting scenes of nature in this country.
この国では、千変万化する自然の景色を楽しむことができる。

千変万化(せんぺんばんか)の解説

解説
「千変万化」っていうのは、物事がさまざまな形にどんどんと変わっていく、ということを意味するんだよ。
「千」や「万」っていうのは、本当にたくさんっていう意味。
だから、「変化」がたくさん、つまり千も万も起こるっていう感じ。

例えば、「世の中の流行が千変万化する」って言うと、流行が次から次へと変わっていく、という意味になるんだ。
「変」っていう字は「べん」とも読むことができるんだよ。

この言葉の出どころは、中国の古代の書物「列子れっし」の中の「周穆王しゅうぼくおう」っていう部分から来ているんだよ。

千変万化(せんぺんばんか)の使い方

ともこ
オーロラ見に行きたいわあ。空いっぱいに光のカーテンが揺らめいて、どんなにか幻想的でしょうね。
健太
そうだね。まさに千変万化の色や形、壮大なスケールだろうね。
ともこ
そうよー、あなたも見たいわよね。よし、じゃあ今年の夏休みはオーロラを見にカナダへ行きましょう!
健太
ああ、またハメラレタ。どうせ最初からそのつもりだったんだよな。

千変万化(せんぺんばんか)の例文

例文
  1. 怪人二十面相、彼は変装の名人で千変万化の腕前を見せた。年寄りになっても若者に化けても、また大富豪でも乞食でも女にさえ変装したこともあるが、近くに寄っても全く違和感がなく正体がバレることはなかった。
  2. 「山笑う」「山粧う」などの季語が俳句にはある。季節ごとに千変万化する山の様子を、昔の人はこうした美しい言葉で言い表したのだろう。
  3. 女ごごろはコロコロ変わるとよく言われるけれど、うちの上司は心だけでなく態度もコロコロよく変わる。まさに千変万化だね。部下の我々はいつも振り回されてばかりでほとほと疲れた。何とかならないものかなあ。ちなみに上司は男です。

千変万化の文学作品などの用例

  1. 千変万化の文体を用いて千変万化の思いを吐くものれを完全の才筆というとスペンサーおうはいわれき。たゞ一種文に偏するものは<坪内逍遥・小説神髄>

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