蒟蒻問答の意味(語源由来・出典)
【四字熟語】
蒟蒻問答
【読み方】
こんにゃくもんどう
【意味】
まとはずれで、とんちんかんな質問や返事のこと。
ええと、それは「話が全く合わん状態で、ずれた会話をする」ってことやな。
お互いの言うことが全くかみ合わへん、まるで蒟蒻のようにぶるんぶるんと揺れてるだけやな。
これは「会話の大切さや理解する重要さ」を教えてくれる四字熟語なんやで。
お互いの言うことが全くかみ合わへん、まるで蒟蒻のようにぶるんぶるんと揺れてるだけやな。
これは「会話の大切さや理解する重要さ」を教えてくれる四字熟語なんやで。
【語源・由来】
にわか坊主になった、蒟蒻(こんにゃく)屋の六兵衛(ろくべえ)が、旅僧から禅問答をしかけられて、蒟蒻の出来具合のことと勘違いをして返事をしたけれど、それがかえって旅僧を感服させたという古典落語から出た語。
【典拠・出典】
古典落語「蒟蒻問答」
蒟蒻問答(こんにゃくもんどう)の解説
カンタン!解説
「蒟蒻問答」っていうのは、まったく話がかみ合わない、意味不明なやりとりのことを指すんだ。なんかおかしなことを言い合ってるように感じるでしょ?そのまんま、その状態を指すんだよ。
この言葉は、昔の日本のお笑い話、落語の「蒟蒻問答」から来てるんだ。その話には、こんにゃくを作ってるおじさん、六兵衛って人が出てくるんだけど、突然お坊さんになることになっちゃったんだ。そして旅をしていると、禅僧という特別なお坊さんに出会って、その禅僧から質問をされたんだ。
でもね、六兵衛は禅の言葉を全然わからなくて、それがなんとなく自分が作るこんにゃくのことを言ってるんじゃないかと勘違いしちゃって、そんなおかしな答えを返してしまったんだ。でも、不思議なことに、その答えが禅僧を納得させてしまうんだよ。
だから、この「蒟蒻問答」って言葉は、本当に意味が通じ合ってないような、おかしな会話を表すんだよね。
蒟蒻問答(こんにゃくもんどう)の使い方
健太くんは、友達といつもどんな話をしているの?
大抵みんな、自分の話したいことを好き放題話しているだけさ。相手の話なんて、聞いていないことが多いよ。
毎日あんなに大騒ぎしているけれど、蒟蒻問答をくり返しているだけなんて、あきれたわ。
案外楽しいものだよ。ともこちゃんも一緒にどうだい?
蒟蒻問答(こんにゃくもんどう)の例文
- 彼らは毎日、蒟蒻問答をしているだけで、意味のある話し合いなどしていないそうだ。今後の会議の進め方について、見直す必要があるようだ。
- 母と祖母の会話は、蒟蒻問答のくり返しだ。本人たちは、大真面目に話しているけれど、聞いている方は笑いをこらえるのに必死だ。
- 彼に聞いたって、とんちんかんな返事をされるだけだよ。彼と話すことは、蒟蒻問答だと覚えておいた方がいい。
- 今後のことについて、父に相談をしたけれど、どうやら蒟蒻問答だったようだ。自分のことは、自分で決めるしかないのかもしれない。
相手の質問と自分の答えが、まったくリンクしていない状況を指すんだ。