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小利大損【しょうりだいそん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

小利大損

小利大損の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
小利大損

【読み方】
しょうりだいそん

【意味】
わずかの利益のためにあくせくして、かえって大きな損をしてしまうということ。また、小さな利益を得ようとして、より大きな利益を逃してしまうということ。

四字熟語の博士
「小利大損」という四字熟語はね、ちょっとした利益を得ようとするあまり、その結果として大きな損失を受けることを表しているんだよ。
つまり、手元の小さな利益に固執すると、結果的に大きな損失に繋がるという警戒の意味が含まれているんだ。
助手ねこ
それは、「ちょっと得するために、結局大損しちゃう」ってことやな。
つまり、小銭を得るために大金を失ったりするんやで。
これは、「すぐの利益に目が行き過ぎて、結果的に大損しないように注意する」って教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】
「小利」は小さな利益、わずかな利益のことで、「大損」は大きな損害のことから。

【典拠・出典】

【類義語】
・小利大害(しょうりたいがい)

【対義語】
・損小利大(そんしょうりだい)
・利大損小(りだいそんしょう)

【英語訳】
・Small profit big loss

小利大損(しょうりだいそん)の解説

カンタン!解説
解説

「小利大損」っていうのは、ちょっとした利益のために一生懸命働いた結果、結局は大きな損失を出してしまうことを指すんだよ。また、ほんの少しの利益を得ようとして、もっと大きな利益を逃がしてしまうことも含むんだよ。

「小利」は、手に入れた利益が小さい、つまりちょっとした利益のことを指すんだ。「大損」は、大きな損失、つまりたくさん損をすることを言うよ。

だから、「小利大損」っていうと、ちょっとした利益のために頑張ったけど、結局大きな損失を出してしまった、あるいは大きな利益を逃してしまった、という意味になるんだよ。例えば、安い材料を使ってコストを抑えたけど、そのせいで品質が下がって客が離れてしまった、なんていうのが「小利大損」の例かな。

小利大損(しょうりだいそん)の使い方

ともこ
私のお母さん、天然というか何というか、どこか抜けているのよね。この前も安いぶどうを買う為に500円も交通費をかけて買いにいったのよ。
健太
それは困ったね。君は随分しっかりしているのにね。行動範囲が広いのは良い事だけどね。
ともこ
いくら特売をしているからといって、電車で2駅乗った先のスーパーに行くようでは小利大損で、かえって電車賃の方が多く掛かると伝えているんだけど。よく理解できないみたいで全く困ったわ。
健太
僕の母も同じだよ。実際得をしているのかどうかではなくて、特売の雰囲気が好きなのかもしれないね。まあ、彼女がそれでいいなら良いけどね。

小利大損(しょうりだいそん)の例文

例文
  1. 目の前の事にいっぱいいっぱいで先を見通せないと、結果的に小利大損となってしまうから気をつけた方が良い。
  2. 学業ではなくバイトばかりに精を出しているなんて、小利大損となるぞと常々父から警告されている。
  3. これっぽち欲しければくれてやるさ。彼は小利大損になるという事が全く予測できていないのだろう。哀れなものである。
  4. 小利大損にならないように、焦らずに取捨選択していく事が経営者の精神として最も大事な事である。
  5. 株の投資で大事になのは小利大損しないことで、確実な知識と情報収集で焦らず取引をする事が大事である。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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