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全身全霊【ぜんしんぜんれい】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

全身全霊

全身全霊の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
全身全霊

【読み方】
ぜんしんぜんれい

【意味】
その人の全ての体力と気力のすべて。

四字熟語の博士
「全身全霊」という四字熟語は、体と心、すなわち、体力と精神力の全てを使うことを指しているんだよ。
助手ねこ
そっか、それは、「全部の力を出し切る」ってことやな。体の力も、心の力も全部使って何かに取り組むんやな。
これは、「全力で取り組む大切さ」を教えてくれるんやで。

【語源・由来】
「霊」は、心のことで、身も心もすべての意。

【典拠・出典】

【類義語】
全力投球(ぜんりょくとうきゅう)
・全身全力(ぜんしんぜんりょく)
・全心全力(ぜんしんぜんりょく)
・全霊全力(ぜんれいぜんりょく)

【英語訳】
complete devotion; body and soul; one’s level best.

全身全霊(ぜんしんぜんれい)の解説

カンタン!解説
解説

「全身全霊」という言葉は、自分の全ての体力と気持ちを使って何かをすることを表すんだよ。

「全身」っていうのは、体全体のことを指していて、「全霊」は心の全て、つまり精神のことを指すんだよ。

例えば、友達とサッカーをするときに、全力でプレイするなら、それは「全身全霊でサッカーをする」っていうことになるんだ。全ての力と気持ちを使って、一生懸命プレイするんだよ。

また、「研究に全身全霊をささげる」っていうのは、研究に対して体力も気力も全てを使って取り組む、すごく集中して取り組むっていう意味になるんだよ。研究に対して、一生懸命力を尽くしてやり遂げるんだ。それが「全身全霊」なんだよ。

全身全霊(ぜんしんぜんれい)の使い方

健太
明日はいよいよ、決勝戦だね。
ともこ
そうね。ここまで勝ち抜いてきたけれど、毎日の練習もとても大変だったわよね。
健太
練習の成果を十分に発揮して、全身全霊で戦おうと思っているよ。
ともこ
私も、全力で応戦するわ。きっと勝てるって信じているわ。

全身全霊(ぜんしんぜんれい)の例文

例文
  1. 僕は全身全霊をかけて、一生君のことを守り続けると誓うよ。
  2. 先生は全身全霊をかけて、手術に挑んでくれた。そのおかげで、僕は元気に生きることができているんだ。
  3. 彼女はなにがあっても、彼を支えると心に決めていると話していた。彼のことを全身全霊で思っているからこそ、そんな風にできるのだろう。
  4. 僕は夢を叶えるために、全身全霊で取り組んでいる。きっと、叶うと強く信じているんだ。
  5. 君たちは厳しい練習に耐えてきたけれど、僕も君たちを優勝させるために、全身全霊をかけて取り組んできたんだ。

全身全霊の文学作品などの用例

  1. 木部の全身全霊を爪の先き想いの果てまで自分のものにしなければ、<有島武郎或る女>
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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