敵本主義の意味(語源由来)
【四字熟語】
敵本主義
【読み方】
てきほんしゅぎ
【意味】
目的が別にあるように見せかけて、本来の目的を遂げようとするやり方。
そうかい。それはもう、「目の前に煙を立てて本当のことを見せない」ってやり方やな。
ホンマは別のことをやりたいけど、それを隠して違うことをやってるふりをするんやな。
これは、「本当の目的を隠して行動する」って意味があるんやで。
ホンマは別のことをやりたいけど、それを隠して違うことをやってるふりをするんやな。
これは、「本当の目的を隠して行動する」って意味があるんやで。
【語源・由来】
「敵本」は「敵は本能寺にあり」の意味。天正10年(1582)明智光秀 (あけちみつひで) が備中の毛利勢を攻めると見せかけて出陣し、京都本能寺の織田信長を襲ったところから。
【典拠・出典】
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敵本主義(てきほんしゅぎ)の解説
カンタン!解説
「敵本主義」っていうのは、目の前の小さなことに見えるかのようにしながら、実は大きな目的を達成するための方法のことだよ。
これは、昔の戦国時代の有名な武将、明智光秀が織田信長を討ったときに使われた「敵は本能寺にあり」という言葉から来ているんだ。明智光秀は、まるで別の目的があるかのように見せかけて、その裏で本当の目的、つまり織田信長を討つための計画を進めたんだ。
たとえば、「敵本主義でゲームをやる」と言うと、まるでただ遊んでいるように見せかけながら、実は大きな目的、たとえば新しいスキルを獲得するため、または友達との絆を深めるためにゲームをしているという意味になるんだよ。つまり、「敵本主義」は、一見すると小さなことに見えて、本当は大きな目的を達成するための戦略を指すんだよ。
敵本主義(てきほんしゅぎ)の使い方
健太くん。勉強をするために図書館に行くんですって?お母さんに聞いたわよ。私も一緒に行っていい?
いや、えーっと。ちょっと寄るところがあるから、一緒には行けないよ。
健太くん・・・。敵本主義ね。図書館に行くふりをして遊びに行くんでしょう?
ばれたかあ・・・。
敵本主義(てきほんしゅぎ)の例文
- 敵本主義をよくやる彼は、営業に行くふりをして、いつもファミリーレストランでドリンクバーを飲んでいます。
- 彼は敵本主義でこの喫茶店に来ているだけで、コーヒーが飲みたいわけではなく、看板娘に会いに来ている。
- 敵本主義がばれないようにうまくやらなくてはいけない。
- 健太くんが、友人の家で勉強だなんて、どうせ敵本主義でゲームをやっているんでしょう。
- 敵本主義と言ってもいい、取材にかこつけた旅行です。
つまり、真意を隠して行動する戦略を示していると言えるね。