内憂外患の意味(出典・類義語)
【四字熟語】
内憂外患
【読み方】
ないゆうがいかん
【意味】
国内の心配事と、外国との間に生じるやっかいな事態。内にも外にも憂慮すべき問題が多いこと。
「内憂外患」というのはね、国の中にある問題と、国の外からくる問題、つまり、内部と外部から同時に困難が襲ってくる状態を表しているんだよ。
ええっと、それって「自分の家で問題が起きてる上に、外からも問題が来る」ってことやな。
うーん、これは大変やな。自分の家の問題だけでも十分やのに、さらに外からも問題が降ってくるなんて…
これは、「内外からの問題に頭を悩ます状態」を示してるんやね。
うーん、これは大変やな。自分の家の問題だけでも十分やのに、さらに外からも問題が降ってくるなんて…
これは、「内外からの問題に頭を悩ます状態」を示してるんやね。
【典拠・出典】
『春秋左氏伝』「成公一六年」
【類義語】
・内患外禍(ないかんがいか)
内憂外患(ないゆうがいかん)の解説
カンタン!解説
「内憂外患」っていうのは、まるで問題が山積みのように、内側でも外側でも困ったことがたくさんある状況を表すんだよ。
「内」っていうのは自分たちのグループや国の中のことで、「外」はその外部、つまり他の国やグループのことを指すんだ。「憂」や「患」っていうのは、困っている、悩んでいるっていう意味だよ。
この四字熟語は、もともと国内外に大変な問題がいっぱいあって、どれもこれも解決しなきゃいけない、そんな状況を表すために使われていたんだ。でも、今では会社や組織の中でも使われていて、「社内にも社外にも問題があって大変だ」っていう意味になるよ。
出どころは、中国の古い歴史書である『春秋左氏伝』の中の一節から来ているんだよ。
内憂外患(ないゆうがいかん)の使い方
日本の首相は内憂外患の真っただ中にあるね。
そうね。しかもニュースが真実ならば、奥様が家庭内野党と呼ばれているくらい、首相の足を引っ張っているようだし、内憂外患をさらに超えて、四面楚歌って感じよね。
ああ、そんな感じだね。首相になるのも難しいけれども、首相で居続けることもまた難しいよね。
そんなに心配しなくても、健太くんが首相になる日は来ないわよ。
内憂外患(ないゆうがいかん)の例文
- 日本は常に内憂外患に悩まされている気がします。
- 内憂外患の内憂が高まると国民の不満を逸らすために外に敵を作るのが、これまでの世界の歴史。
- 株価が大幅に下落するのと同時期に内閣支持率が低下し、内憂外患が際立ちました。
- 江戸幕府は、黒船来航や百姓一揆など内憂外患から、支配体制が揺らぎました。