万緑一紅の意味(語源由来・出典)
【四字熟語】
万緑一紅
【読み方】
ばんりょくいっこう
【意味】
あたり一面の緑の草むらの中に開く紅い花一輪の意で、平凡な多くのものの中に、一つだけすぐれたものがあること。また、特に多くの男性の中に一人女性がいること。また、その女性。
そうかい。だから、「みんな同じようなんけど、その中で一つだけ目立ってすごいものがある」ってことなんやな。
たとえば、男ばっかりの中に一人だけ女性がいて、その人が目立つ、っていう意味にもなるんやね。
それはまるで、みんな緑の草ばっかりで、その中に一つだけ赤い花が咲いてるみたいやな。
たとえば、男ばっかりの中に一人だけ女性がいて、その人が目立つ、っていう意味にもなるんやね。
それはまるで、みんな緑の草ばっかりで、その中に一つだけ赤い花が咲いてるみたいやな。
【語源・由来】
「万緑」は、あたり一面が緑であるさま。
【典拠・出典】
王安石「詠柘榴」
万緑一紅(ばんりょくいっこう)の解説
カンタン!解説
「万緑一紅」っていうのはね、周りが全部緑色の草木だらけなのに、その中で一つだけ真っ赤な花が咲いてるような状況を表しているんだよ。つまり、普通のものがたくさんある中で、一つだけすごく特別で目立つものがあるってこと。
またね、「万緑一紅」って言葉は、たくさんの男の子の中に一人だけ女の子がいるときにも使うんだ。その女の子が周りとは違って目立つ、特別な存在になるんだよ。「万緑」っていうのは、周りが全部緑色っていう意味なんだ。
この言葉の元になったのは、王安石という人が書いた「柘榴を咏ずるの詩」っていう詩だとされているんだけど、本当に王安石が書いたのかは、はっきりしないんだよね。
万緑一紅(ばんりょくいっこう)の使い方
ともこちゃんは男だらけの生徒会の万緑一紅だね。
そうなのよ。みんなに生徒会の癒しって呼ばれているの。
へえ。生徒会は優秀な人が集まっているのに、だれもともこちゃんの本性を見抜くことが出来ないんだね。
なんですってー。
万緑一紅(ばんりょくいっこう)の例文
- この図書館の多くの蔵書の中でもこの本は、万緑一紅だと思います。
- ともこちゃんは小さいころからとても優秀で、兄弟姉妹の中でも万緑一紅です。
- 牛丼屋さんに食事に行ったら万緑一紅でした。
- 万緑一紅、ともこちゃんはいつでもどこでも際立っていて目立ちます。
- 万緑一紅、ともこちゃんはいつも満点しかとらないので、ともこちゃんがいるクラスは他より平均点が上がります。
大勢の平凡なものの中に、ひときわ目立つすばらしいものがあることだよ。
また、たくさんの男性の中に一人だけの女性がいる状況を指すこともあるんだ。