無位無官の意味(語源由来)
【四字熟語】
無位無官
【読み方】
むいむかん
【意味】
位階もなければ官職もないということ。名誉にも地位にも関係のない庶民であるということ。
えー、それはつまり、「地位も役職もない人」のことやな。
でもな、それがどうしたって感じかもしれへんけど、みんながみんな大物じゃないねんで、普通の人たちがきちんと働いて社会が回るんやで。
大切なのは肩書きや地位じゃなくて、ちゃんと自分の仕事をすることなんやな。
でもな、それがどうしたって感じかもしれへんけど、みんながみんな大物じゃないねんで、普通の人たちがきちんと働いて社会が回るんやで。
大切なのは肩書きや地位じゃなくて、ちゃんと自分の仕事をすることなんやな。
【語源・由来】
律令制では位階は身分や功労で決まり、位階に相当する官職に就くことが原則であった。位階だけで官職がないものを散位や無官と呼んだ。
【典拠・出典】
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無位無官(むいむかん)の解説
カンタン!解説
「無位無官」っていうのは、身分や役職が全くないこと、あるいはそういう立場の人のことを指すんだよ。
「位」っていうのは、人の立場や地位のことで、「官」っていうのは、公の仕事、つまり国の仕事についている人のことを言うんだ。
だから、「無位無官」って言うと、身分もなく、国の役職にもついていない人、つまり、全く地位がない人のことを指すんだよ。たとえば、「無位無官の部屋住み」と言ったら、何の地位もなく、国の仕事にもついていない人が、ただ部屋に住んでいる、という状況を表してるんだ。
無位無官(むいむかん)の使い方
ともこちゃんのお父さんは、ともこちゃんを溺愛しているよね。
そうね。親馬鹿よね。
きっと、ともこちゃんに僕がプロポーズなんかしたりしたら、無位無官のやつにともこはやれん!って怒るだろうね。
無位無官じゃなくても怒ると思うわ。
無位無官(むいむかん)の例文
- 自分は、無位無官のぐうたら人間なので、人に説教できるような立場ではないと思います。
- 先祖代々無位無官の家柄から出た私が、努力した結果が実を結び、叙勲されることになりました。
- 歴史が大きく動く時、無位無官の人たちの力も大いに作用していました。
- 父の権力のおかげで甘い汁を吸ってきただけに、いまさら無位無官の身分には戻りたくない。
- 無位無官でも一人前の独立した人間だ
無位無官の文学作品などの用例
- 無位無官の将門が、国衙内に地位を得て、領地の経営に便宜を得よとしたことは、十分考えられることである。<大岡昇平・将門記>
一見地味かもしれないけど、それぞれが自分の役割を果たすことが社会を成り立たせているんだ。