無欲恬淡の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
無欲恬淡
【読み方】
むよくてんたん
【意味】
欲がなく淡泊で、物事に執着しないさま。
あぁ、なるほどな。つまり、「要らんもんは要らん、シンプルに生きる」ってことやんな。
人はどうせ生きてる間にいくらでも欲しいものが出てくるけど、それを求めずに、シンプルな生活を楽しむ。
これは「物欲に流されずに生きる大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。
人はどうせ生きてる間にいくらでも欲しいものが出てくるけど、それを求めずに、シンプルな生活を楽しむ。
これは「物欲に流されずに生きる大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。
【語源・由来】
「無欲」はあれこれ欲しがらないこと。「恬淡」はこだわりがなく、あっさりしている意。「欲」は「慾」また、「淡」は「澹」「憺」とも書く。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・雲心月性(うんしんげっせい)
・虚静恬淡(きょせいてんたん)
無欲恬淡(むよくてんたん)の解説
カンタン!解説
「無欲恬淡」っていうのは、物や欲望にこだわらない、すごくシンプルに生きることを表すんだよ。「無欲」って部分は、物事をたくさん欲しがらないこと。「恬淡」って部分は、何にもこだわらない、シンプルで落ち着いてるさまを指すんだ。
「欲」っていうのは、たくさんのものが欲しい、っていう気持ちを指すんだけど、「無欲」って言うときは、そんなにたくさんのものは要らない、っていう気持ちを表しているんだ。「恬淡」は、何にもこだわらない、あっさりとした生き方を指すんだ。
この「無欲恬淡」っていう表現は、物事にこだわらず、素朴でシンプルに生きる人を表現するのに使われるんだ。例えば、「無欲恬淡とした人」と言うときは、その人が物事にこだわらず、シンプルに、素朴に生きていることを表しているんだよ。だから、「無欲恬淡」は、ものごとに執着せずに、落ち着いて生きる、そんな生き方を指す言葉なんだね。
無欲恬淡(むよくてんたん)の使い方
わたしのお姉ちゃんは、無欲恬淡な性格で、洋服も最低限なものしか持たないの。
そうなの?お姉さんは、いつもおしゃれだなと思ってみていたんだけど、余程着回しが上手なんだね。
そうなのよ。あれは才能よね。
無欲ゆえの才能なのか、生まれ持っての才能なのか。どちらにしてもすごいよね。
無欲恬淡(むよくてんたん)の例文
- 彼は、無欲恬淡で、出世欲が無いので、同僚からの信頼が厚いです。
- 祖母は無欲恬淡で、ボランティア活動に参加しています。
- 無欲恬淡な彼の家は質素だけれども、とても居心地がいい家でした。
- 無欲恬淡な彼は、良いものを紹介したいという思いでお店を開いただけで、儲けようとは思っていないですよ。
- 彼は、無欲恬淡で、面倒事を好まない昼行灯なタイプです。
無欲恬淡の文学作品などの用例
- あいつは、人の顔を見るとすぐ、靴下を買えと吐かすよ。そこへ行くと、ジャンヌの方が無欲恬淡だ。<吉川英治・達磨町七番地>
人々が必要以上に物を求めず、シンプルな生活を好むことを表しているよ。