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悪酔強酒【あくすいきょうしゅ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・英語訳)

【四字熟語】
悪酔強酒

【読み方】
あくすいきょうしゅ

【意味】
望んでいることと実際にすることが食い違うこと。また、よくないと分かっていながら、その行いを続けてしまうこと。

四字熟語の博士
「悪酔強酒」は、こうしようと思っていることと、実際の行動が食い違うことだよ。酔うのは嫌だと思いながら、無理に酒を飲むという『孟子』のたとえに由来するんだ。よくないと分かっている行動を、つい続けてしまう場合にも使われるよ。
助手ねこ
ニャルほど! 「早く寝よう」と決めたのに、夜更かししてしまうのも悪酔強酒の一例なんだニャ。オラも、自分で決めたことと行動が合っているか考えてみるニャン!

【語源・由来】
『孟子』「離婁上」の「酔うことを嫌いながら、無理に酒を飲むようなものだ」というたとえに由来する。「悪酔」は酔うことを嫌うこと、「強酒」は無理をして酒を飲むこと。孟子は、国の滅亡を恐れながら、不仁な行いを喜ぶ矛盾をこのようにたとえた。

【典拠・出典】
『孟子』「離婁・上」

【英語訳】
act against one’s better judgment(よくないと分かっていながら行動する)
do the opposite of what one intends(意図したことと反対の行動を取る)

英語例文
早く寝ようと思いながら、彼はまた夜更かししてしまった。
He intended to go to bed early but stayed up late again, acting against his better judgment.

悪酔強酒(あくすいきょうしゅ)の使い方

ともこ
健太くん、昨日は早く寝て、今朝の部活の朝練に来るって言ってたよね?
健太
そのつもりだったんだけど、ゲームの続きが気になって、つい夜更かししちゃったんだ。
ともこ
早く寝たいのにゲームをやめられないなんて、悪酔強酒ね! それで朝練は?
健太
寝坊して行けなかったよ……。今夜こそゲームの時間を決めるよ!

悪酔強酒(あくすいきょうしゅ)の例文

  1. 早寝を心がけているのに夜遅くまで動画を見続けるのは、悪酔強酒のような行動だ。
  2. 節約すると決めていたのに、必要のない買い物を繰り返す彼の姿は、まさに悪酔強酒だった。
  3. 仲直りしたいと言いながら意地を張って相手を責め続けるのは、悪酔強酒というものだ。
  4. 体を動かそうと思いながら、毎回運動を先延ばしにしてしまう自分に、悪酔強酒を感じた。
  5. 不正を改めようと言いながら、また同じことを繰り返すのは悪酔強酒だと批判された。

まとめ

「悪酔強酒」は、『孟子』「離婁上」のたとえに由来します。酔うのは嫌だと思いながら酒を無理に飲むように、望むことと行動が矛盾している様子を表す言葉です。

たとえば、試験に備えて早く勉強しようと決めたのに、遊びを優先してしまう場合にも使えます。特に、よくないと分かっている行動をつい繰り返すという意味合いがあります。単なる予定変更ではなく、自分の考えや望みと行動が食い違っていることがポイントです。

ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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