【四字熟語】
売剣買牛
【読み方】
ばいけんばいぎゅう
【意味】
戦争をやめ、武器を売り農業に力を尽くして活発にすること。
【語源・由来】
中国前漢時代、勃海ぼっかいの長官龔遂きょうすいは盗賊を平定し、人民に倹約と農業を奨励した。また、贅沢になれ、非生産手段で富を得ている者が多いのを見て、刀剣をもっている者に、それを売って牛を買うことを奨励した。その結果、生産が増加して税収も増え、役人も人民も皆豊かになった故事から。
【典拠・出典】
『漢書』
【類義語】
・売刀買犢(ばいとうばいとく)
売剣買牛(ばいけんばいぎゅう)の使い方
加賀百万石の前田利家公は、売剣買牛、戦うことを放棄して生き残ったんだよね。
そうなのよ。外様だったけれども、敵意が無いことを示し、農業と文化振興に力を入れたのよ。
勇気を持って売剣買牛すれば、世の中から戦争がなくなるんじゃないかな。
そうね。各国のトップの人たちは前田利家を見習ってほしいわね。
売剣買牛(ばいけんばいぎゅう)の例文
- 企業戦士だった父は、売剣買牛し、農業に転職しました。
- 売剣買牛すれば、戦争はなくなり、温暖化による食糧不足も解決します。
- 売剣買牛し、農業に力をいれなければ、自給率が低い日本はすぐに滅びるでしょう。
- 売剣買牛は人類を豊かにしてくれる考え方です。
- 気候が安定しない今こそ、国は、売剣買牛して、農業政策に力を入れるべきです。