【四字熟語】
武陵桃源
【読み方】
ぶりょうとうげん
【意味】
俗世間から離れた別天地。理想郷のこと。
【語源・由来】
「武陵」は中国の地名。「桃源」は俗世間を離れた別天地のこと。
武陵の漁師が、川をさかのぼって桃林の奥に入って行き、洞穴を抜けたところに、美しく桃の花が咲き乱れる理想郷をみつけたという故事から。
【典拠・出典】
陶潜「桃花源記」
【類義語】
・世外桃源(せがいとうげん)
武陵桃源(ぶりょうとうげん)の使い方
ここはまさに武陵桃源だね。
そうね。秘境ね。
道に迷ってよかったね。
道に迷い始めたときは焦ったけれども、道に迷うのも悪くないわね。
武陵桃源(ぶりょうとうげん)の例文
- 初めて訪れたその国は武陵桃源、このままここに住みつきたい。
- 戦争中におじいちゃんが疎開していた土地は、平和な武陵桃源だったそうです。
- 武陵桃源をさがすために、Google MAPを眺めるのが趣味です。
- かつては武陵桃源だったのに、ダムが建設されて水没してしまいました。
- 健太くんのおばあちゃんが住む田舎は武陵桃源で、この季節は花が咲き乱れ、この世のものとは思えない美しさなんです。