著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

描虎類狗【びょうこるいく】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
描虎類狗

【読み方】
びょうこるいく

【意味】
絵の素質のない者が虎を描いても、犬の絵になってしまう。へたな物まねのたとえ。

【語源・由来】
後漢の将軍の馬援が、豪傑の杜季良の真似をしていた兄の子を手紙で戒めたという故事から。

【典拠・出典】

【類義語】
・画虎成狗(がこせいく)
画虎類狗(がこるいく)
・刻鵠類鶩(こくこくるいぼく)

描虎類狗(びょうこるいく)の使い方

ともこ
健太くん。あのドラマを見ているでしょう?
健太
何で分かったの?そうなんだ。大好きなんだよ。
ともこ
最近、あのドラマの主人公のまねをしてクールなふりをしているでしょう。描虎類狗よ。元の健太くんの方が素敵よ。
健太
本当?じゃあ、まねをするのをやめようっと。

描虎類狗(びょうこるいく)の例文

  1. 絵が下手な健太くんが、ともこちゃんの絵をまねしても描虎類狗でしかない。
  2. アイドルの髪形をまねしても、描虎類狗なだけで、アイドルになることはできません。
  3. 初心者の君が、あのピアニストの弾き方をまねしても、描虎類狗ですよ。
  4. 先生のまねをして行書で書こうとするなんて描虎類狗、楷書からしっかり練習しなさい。
  5. あのアーティストのまねをしようとしている時点で君は才能が無いし、描虎類狗です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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