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長安日辺【ちょうあんにっぺん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
長安日辺

【読み方】
ちょうあんにっぺん

【意味】
遠く離れた地のこと。また、才知に富んでいること。

【語源・由来】
「長安」は地名で、中国王朝の都。「日辺」は太陽が輝く辺りという意味から、太陽のこと。
中国晋の明帝がまだ幼いころ、父の元帝から「長安と太陽はどちらが遠いか」と問われて「長安から来たという人の話は聞いたことがあるが、太陽から来た人の話は聞いたことがないので、太陽のほうが遠い」と答え、父を感心させた。翌日群臣の前で同じ質問をされた明帝は、今度は「長安の方が遠い」と答えた。驚いた元帝が「なぜ昨日の答えと違うのか」と尋ねたところ「太陽は見えるが、長安は見えないからです」と答えたという故事から。

【典拠・出典】
晋書』「明帝紀」

長安日辺(ちょうあんにっぺん)の使い方

健太
ともこちゃんは、小さいころから長安日辺だったよね。
ともこ
そうだった?
健太
うん。子供ながらにこの子は神童だなって思っていたんだ。
ともこ
十で神童十五で才子二十過ぎればただの人っていわれないようにがんばりたいわ。

長安日辺(ちょうあんにっぺん)の例文

  1. ともこちゃんがいるブラジルは長安日辺、日本からはとても遠い。
  2. 月は昔は長安日辺だったけれども、23世紀の今では、日帰りで行くことができるようになりました。
  3. 江戸時代、飛脚が三日かかって手紙を届けた東京ー大阪は、長安日辺だったが、リニアができたら40分で到着します。
  4. ともこちゃんは長安日辺、その発言は機知に富んでいておもしろいです。
  5. 長安日辺だったともこちゃんは、順調に大人になり、ノーベル賞をとりました。

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