著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

冢中枯骨【ちょうちゅう(の)ここつ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
冢中枯骨

【読み方】
ちょうちゅう(の)ここつ

【意味】
無能でとりえのない人のたとえ。

【語源・由来】
「冢」は墓のことで、墓の中の白骨のこと。

【典拠・出典】
三国志』「蜀志・先主伝」

冢中枯骨(ちょうちゅう(の)ここつ)の使い方

健太
僕もともこちゃんと一緒にいたのに、何で先生はともこちゃんにだけ仕事を頼んだんだろうね。
ともこ
健太くんが冢中枯骨だからじゃないの。
健太
そんな、ひどい。僕だってやればできる子なのに。
ともこ
この前だって逆に糊付けして、結局先生がやり直していたじゃないの。冢中枯骨だって思われているのよ。

冢中枯骨(ちょうちゅう(の)ここつ)の例文

  1. 健太くんは、昔は神童と言われていたのに、今ではなぜか冢中枯骨でしかない。
  2. 冢中枯骨な健太くんが手伝いに来てくれても、仕事が余計に増えるだけだと思います。
  3. あんな冢中枯骨な人が主役を射止めるなんて、どんなコネを使ったんでしょうね。
  4. 健太くんは冢中枯骨だから、就職活動は難航するだろうね。
  5. AIが相手だと、ほとんどの人が冢中枯骨になるだろうけれども、その日が来るのは遠くない未来なんだろうな。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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