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倒載干戈【とうさいかんか】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・対義語)

【四字熟語】
倒載干戈

「干戈を倒載す」とも読む。

【読み方】
トウサイカンカ

【意味】
戦いがすんで平和になったことの形容。

【語源・由来】
武器を上下さかさまに車に載せるという意味。「干戈」は盾と矛で、武器の総称。
周の武王が殷の紂王を討伐して帰るとき、武器をさかさまに車に載せ、刃を虎の皮でおおって、二度と戦いをしないことを示した故事から。

【典拠・出典】
礼記』「楽記」

【類義語】
・倒置干戈(とうちかんか)

【対義語】
干戈倥偬(かんかこうそう)

倒載干戈(とうさいかんか)の使い方

健太
ようやく戦争が終わったね。武器をすべて溶かし、倒載干戈、戦争を二度としないって示したんだよね。
ともこ
そうなのよ。武器は線路や建物、硬貨に変わったのよ。
健太
もう二度と武器に作り替えられないことを願うよ。
ともこ
もう戦争はいやよね。

倒載干戈(とうさいかんか)の例文

  1. 武力を放棄し、倒載干戈を国民に示しました。
  2. 玉音放送で日本中に倒載干戈を示しましたが、平和への喜びよりも占領されることへの不安が大きかったようです。
  3. 武力を行使しないと憲法に定め、倒載干戈を世界に示し、二度と戦争をしないことを誓いました。
  4. 戦闘機が空を飛ぶこともない、空襲警報が鳴ることもない、倒載干戈、真の平和がやってきたんだ。
  5. みんなの祈りが通じ、倒載干戈、ようやく終戦の日を迎えました。

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