著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

冢中枯骨【ちょうちゅう(の)ここつ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
冢中枯骨

【読み方】
ちょうちゅう(の)ここつ

【意味】
無能でとりえのない人のたとえ。

【語源・由来】
「冢」は墓のことで、墓の中の白骨のこと。

【典拠・出典】
三国志』「蜀志・先主伝」

冢中枯骨(ちょうちゅう(の)ここつ)の使い方

健太
僕もともこちゃんと一緒にいたのに、何で先生はともこちゃんにだけ仕事を頼んだんだろうね。
ともこ
健太くんが冢中枯骨だからじゃないの。
健太
そんな、ひどい。僕だってやればできる子なのに。
ともこ
この前だって逆に糊付けして、結局先生がやり直していたじゃないの。冢中枯骨だって思われているのよ。

冢中枯骨(ちょうちゅう(の)ここつ)の例文

  1. 健太くんは、昔は神童と言われていたのに、今ではなぜか冢中枯骨でしかない。
  2. 冢中枯骨な健太くんが手伝いに来てくれても、仕事が余計に増えるだけだと思います。
  3. あんな冢中枯骨な人が主役を射止めるなんて、どんなコネを使ったんでしょうね。
  4. 健太くんは冢中枯骨だから、就職活動は難航するだろうね。
  5. AIが相手だと、ほとんどの人が冢中枯骨になるだろうけれども、その日が来るのは遠くない未来なんだろうな。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。