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恩威並行【おんいへいこう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
恩威並行

【読み方】
おんいへいこう

【意味】
人の上に立つ者は、適切な賞罰を明確に行うことが必要だということ。
恩賞と刑罰、飴と鞭を適切に用いること。

【語源・由来】
「恩威」は恩恵と刑罰、賞罰。また、恩恵と威厳の意味で、「並行」は並び行うという意味です。
「恩威(おんい)並(なら)び行(おこな)う」と訓読します。

【典拠・出典】
三国志』「魏志・周魴伝」

【類義語】
信賞必罰(しんしょうひつばつ)
・恩威兼済(おんいけんせい)
・恩威並重(おんいへいじゅう)
・恩威並用(おんいへいよう)

【英語訳】
sure punishment or reward

恩威並行(おんいへいこう)の使い方

ともこ
佐藤先生は普段優しいけど、生徒が悪いことをしたら真剣に怒るよね。
健太
うん、でもそのはっきりした態度が逆に生徒に人気があるよね。
ともこ
まさに恩威並行だね。尊敬しちゃう。
健太
先生や人の上に立つ人は優しすぎても、厳しすぎてもダメなのかもしれないね。勉強になるなあ。

恩威並行(おんいへいこう)の例文

  1. 上司や上に立つ者の心得として大切なことは、恩威並行して部下に正しい道に導いてあげることができるかどうかです。
  2. 上に立つ者はアメとムチ、褒めるべきときと厳しくする時の2つを使い分ける必要があります。つまり恩威並行することが肝要です。
  3. 次の社長は誰がなるべきでしょうか。成績が優秀な人物でしょうか?それとも会長と仲が良い人物でしょうか?それは、恩威並行できる人物こそが、わが会社の社長になるべきだと思う。
  4. 恩威並行する育成方法だ。
  5. 飴と鞭で恩威並行することが肝要だ。

まとめ

恩威並行(おんいへいこう)の意味は「人の上に立つ者は適切な賞罰を明確に行うことが必要だということ、また恩賞と刑罰、飴と鞭を適切に用いること」です。
「恩威」は恩恵と刑罰、賞罰。また、恩恵と威厳の意味で、「並行」は並び行うという意味です。
「恩威(おんい)並(なら)び行(おこな)う」と訓読します。


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