著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

泥中之蓮【でいちゅうのは(ち)す】の意味と使い方や例文(出典)

【四字熟語】
泥中之蓮

【読み方】
でいちゅうのはす

「でいちゅうのはちす」とも読む。

【意味】
泥の中に生える蓮の花。けがれた境遇にあってもこれに染まらず、清らかさを保つことのたとえ。

【典拠・出典】
維摩経』「中」

泥中之蓮(でいちゅうのは(ち)す)の使い方

ともこ
健太くん。何を読んでいるの?
健太
小公女だよ。
ともこ
厳しい境遇にあって、意地悪な人たちに囲まれながらも清く正しくあった泥中之蓮みたいな女の子の話ね。
健太
その通りだよ。

泥中之蓮(でいちゅうのは(ち)す)の例文

  1. ともこちゃんは、まさに掃き溜めに鶴、泥中之蓮だ。
  2. 心が狂ってしまう戦争中でも、ともこちゃんのおばあさんは、心正しく泥中之蓮のようだったという。
  3. 生きるだけで精いっぱいな環境で、泥中之蓮のごときともこちゃんに癒された。
  4. その子は、泥中之蓮のように、周囲に流されず凛としている子だった。
  5. 学級崩壊し、荒れ放題だったクラスの中で、ともこちゃんだけは泥中之蓮のように清らかだった。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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