著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

泥中之蓮【でいちゅうのは(ち)す】の意味と使い方や例文(出典)

【四字熟語】
泥中之蓮

【読み方】
でいちゅうのはす

「でいちゅうのはちす」とも読む。

【意味】
泥の中に生える蓮の花。けがれた境遇にあってもこれに染まらず、清らかさを保つことのたとえ。

【典拠・出典】
維摩経』「中」

泥中之蓮(でいちゅうのは(ち)す)の使い方

ともこ
健太くん。何を読んでいるの?
健太
小公女だよ。
ともこ
厳しい境遇にあって、意地悪な人たちに囲まれながらも清く正しくあった泥中之蓮みたいな女の子の話ね。
健太
その通りだよ。

泥中之蓮(でいちゅうのは(ち)す)の例文

  1. ともこちゃんは、まさに掃き溜めに鶴、泥中之蓮だ。
  2. 心が狂ってしまう戦争中でも、ともこちゃんのおばあさんは、心正しく泥中之蓮のようだったという。
  3. 生きるだけで精いっぱいな環境で、泥中之蓮のごときともこちゃんに癒された。
  4. その子は、泥中之蓮のように、周囲に流されず凛としている子だった。
  5. 学級崩壊し、荒れ放題だったクラスの中で、ともこちゃんだけは泥中之蓮のように清らかだった。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。