著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

伝家宝刀【でんかのほうとう】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
伝家宝刀

【読み方】
でんかのほうとう

【意味】
いざという時以外にはめったに使わない、とっておきの物や手段。代々家宝として伝わっている名刀。

【語源・由来】
「伝家」は代々その家に伝わること。

【典拠・出典】

伝家宝刀(でんかのほうとう)の使い方

ともこ
健太くん。困ったことになったわよね。
健太
そうだね。これはいよいよ伝家宝刀を抜く時が来たのかな。
ともこ
ええっ。何か奥の手があるの?
健太
まあ、僕に任せておいてよ。

伝家宝刀(でんかのほうとう)の例文

  1. 伝家宝刀を抜かないと切り抜けられないような状況です。
  2. 総理大臣が伝家宝刀、衆議院解散に踏み切りました。
  3. 伝家宝刀を抜くべき時だが、頻繁に使っては伝家宝刀の意味がなくなります。
  4. 相手は最強のチームだけれども、伝家宝刀を抜けば大丈夫。
  5. 伝家宝刀は使うタイミングが重要だから、軽はずみにむやみやたらに使うものではないです。

まとめ

首相の都合のよい時期に宣言できる、伝家宝刀といわれている解散権ですが、衆院総選挙には500億円以上もの多額の税金が必要となり、国民にとっては簡単に抜いてもらっては困りますよね。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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