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同床異夢【どうしょういむ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

同床異夢

同床異夢の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
同床異夢

【読み方】
どうしょういむ

【意味】
同じ立場や、仲間同士であっても、目的や考え方がちがうということ。
一緒に仕事をしていても、意見が一致しないこと。

四字熟語の博士
「同床異夢」という四字熟語は、同じ場所にいるけれど、考え方や目標が違うという状況を表しているんだよ。
同じベッドで寝ているけど、見ている夢が違うというイメージからきているんだ。
助手ねこ
なんや、それは「一緒に働いてても、考えてることや目指してることが違う」ってことやな。
一緒のベッドで寝ても、夢見るものは違うんやな。
これは、「目指す方向や思考が違う人もいる」って教えてくれる言葉なんやで。

【語源・由来】
同じ寝床に寝ていても、それぞれちがった夢を見ることから。

【典拠・出典】
陳亮「与朱元晦書」

【類義語】
・同床各夢(どうしょうかくむ)

【対義語】
・異榻同夢(いとうどうむ)

【英語訳】
we may sleep in the same bed,but we have different dreams.

同床異夢(どうしょういむ)の解説

カンタン!解説
解説

「同床異夢」っていうのは、直訳すると「同じベッドで違う夢を見る」って意味だよ。でも、これは直接の意味じゃなくて、ちょっと違う意味で使われるんだ。

具体的には、同じ場所にいたり、同じグループにいる人たちが、それぞれ全く違う考えや目的を持っている状態を指すんだ。例えば、クラスで一緒にプロジェクトを進めているけど、一人はAという目標を目指していて、もう一人はBという全く違う目標を目指している、みたいな状況を表すことができるんだ。

「同床異夢の仲間」と言うときは、一緒にいるけど、考え方や目指しているものがバラバラの仲間、という意味になるよ。

ちなみに、この言葉の出どころは、陳亮ちんりょうという人が書いた「朱元晦しゅげんかいに与うるの書」っていう文章から来ているんだよ。

同床異夢(どうしょういむ)の使い方

健太
聞いてくれよ、ともこちゃん。友達と、新しくサッカーチームを作るためにがんばっていたけれど、お互いにキャプテンをするつもりだったことがわかったんだよ。
ともこ
どちらかがキャプテンになればいいじゃない。
健太
アイツもキャプテンをやりたいと思っていることを知っていたら、協力なんてしなかったよ。同じことを考えていると思っていたのに、残念だよ。
ともこ
同床異夢だったのね。

同床異夢(どうしょういむ)の例文

例文
  1. 同じ志を持って集まったと思っていたのに、同床異夢だったとは残念なことだ。
  2. あの二つの会社が手を組んだけれど、この危機を脱するための方法で、同床異夢ということは誰もが思っていることだろう。
  3. 親子といっても、経営についての考え方は、まるで同床異夢だったようだ。
  4. 同床異夢だろうということは予測しているけれど、今は協力するしか会社が存続する方法がない。
  5. 長期間のプロジェクトになることはわかっていたけれど、メンバーが次々と入れ替わるうちに同床異夢になってしまったらしい。

同床異夢の文学作品などの用例

  1. 陸軍の防空部隊が探照灯の照射訓練をやっているのを、ロシヤの武官と通訳三人、同床異夢の思いで眺めながら帰って来た。<阿川弘之・米内光政>

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