【四字熟語】
栄耀栄華
【読み方】
えいようえいが
日本漢字能力検定
準1級【意味】
おおいに栄えて、ぜいたくを尽くす。また、富や権勢を誇り、おごり高ぶること。
人や家などが華やかに栄えること。
「栄耀栄華を極める」などと使う。
【語源・由来】
「栄耀」は栄え輝く意味。「栄燿」とも書き、「えよう」とも読む。
「栄華」は華やかに栄える意味。
「栄」の旧字体は「榮」。
【類義語】
・栄華栄耀(えいがえいよう)
・富貴栄華(ふうきえいが)
【英語訳】
・wealth,prosperity,and arrogant splendor(splendour)
・intoxicated by wealth and power
栄耀栄華(えいようえいが)の使い方

角のおじいさん、亡くなっちゃったね。 明日がお通夜らしいよ。

あの、庭にテニスコートがある豪邸のおじいさん? 昔、先物取引で大儲けしてから、投資家として派手に暮らしていたわよね。

絶頂期こそ栄耀栄華を誇っていたけど、最近は訪れる人もなかったみたいだよ。看取ってくれる人もいなかったらしい・・・。

栄耀栄華も人の一生の中では、一瞬の夢幻(ゆめまぼろし)ってわけね。
栄耀栄華(えいようえいが)の例文
- 一度でいいから、栄耀栄華に暮らしてみたいよ。
- 贅をつくし栄耀栄華を極めたヴェルサイユ宮殿だったが、その豪華な生活ぶりが民衆の怒りをかいフランス革命をまねいた。
- 賭け事で大きく当たっての栄耀栄華に誰もが羨望の眼差しを向けた。
- 新社屋には純金ばりの茶室があるらしいよ。社長は豊臣秀吉の栄耀栄華をそのまま真似したいみたいだね。
【地獄変/芥川龍之介】より
あの方の御思召(おんおぼしめし)は、決してそのように御自分ばかり、
栄耀栄華をなさろうと申すのではございません。
あの方の御思召(おんおぼしめし)は、決してそのように御自分ばかり、
栄耀栄華をなさろうと申すのではございません。
まとめ
豪奢(ごうしゃ)に暮らす。お金や人を思い通りに動かせるほどの権力を持つ。
このような生活ができるのならば、受け入れない理由はないだろう。
しかしながら、その生活レベルに到達するまでの苦労や周囲の人の支えを忘れてしまっては、栄耀栄華も長くは続かない。
自分が華やかに暮らせるのなら、周囲の人、困っている人も笑顔にしてあげよう。
その志を持ち続けていれば、栄耀栄華の世界に長くいることができるのだ。