【四字熟語】
虚心坦懐
【読み方】
きょしんたんかい
【意味】
心に何のわだかまりもなくさっぱりして穏やかな様子。
【語源由来】
「坦」は平らか。「坦懐」は、広く平らかな心。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・虚心平意(きょしんへいい)
・虚心平気(きょしんへいき)
・虚静恬淡(きょせいてんたん)
・虚堂懸鏡(きょどうけんきょう)
・虚無恬淡(きょむてんたん)
・光風霽月(こうふうせいげつ)
・枯淡虚静(こたんきょせい)
・晴雲秋月(せいめいしゅうげつ)
・明鏡止水(めいきょうしすい)
【対義語】
・意馬心猿(いばしんえん)
・玩物喪志(がんぶつそうし)
・疑心暗鬼(ぎしんあんき)
・焦心苦慮(しょうしんくりょ)
【英語訳】
to be free from all bias
虚心坦懐(きょしんたんかい)の使い方
僕の友達が、ともこちゃんと会って話がしたいんだって。
なんで私と話をしたいの?
ともこちゃんが、何でそんなに優秀なのかを知りたいらしいんだけど、僕の口から聞くと、僕の意見や偏見が混ざるから、虚心坦懐にともこちゃんを理解するためだって。
へえ。なんだか変わった人ねえ。健太くんと三人で会うならいいわよ。
虚心坦懐(きょしんたんかい)の例文
- 彼はたいそう人間ができていて、だれとでも虚心坦懐に付き合うことができる。
- あの時は興奮していましたが、今なら虚心坦懐にあなたの言い分を聞くことができましょう。
- 私は、いつも虚心坦懐に自分の知識には、限界があることを認めているつもりです。
- 家族の間では上下関係のけじめがはっきりしていて、父や兄から説教をされてしまうことが分かっているため、深い悩みを話すことがほとんどなく、虚心坦懐に話をすることができない。
- 最初私は、彼が失敗してあきらめたために笑ったのかと思ったが、それは間違いで、虚心坦懐とでもいうような何の屈託もない笑いだった。