著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

不将不迎【ふしょうふげい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
不将不迎

「将らず迎えず」とも読む。

【読み方】
ふしょうふげい

【意味】
過ぎ去ったできごとをくよくよと悔やみ、まだ来ないことにあれこれ心を悩ますことをしないこと。

【語源・由来】
去るものを送ったり、来るものを迎えたりしないこと。「将」は送る意。

【典拠・出典】
荘子』「応帝王」

【類義語】
・不将不逆(ふしょうふぎゃく)

不将不迎(ふしょうふげい)の使い方

健太
ああ。どうしよう。大事な空手の試合で負けてしまったよ。
ともこ
武道家たるもの、不将不迎の精神でどっしり構えていないとだめよ。
健太
でも、これに勝たないと次の試合に影響が・・・。
ともこ
でもとかだってとか言ってもしょうがないじゃないの。気持ちを切り替えて今できることをする!それしかないでしょう。

不将不迎(ふしょうふげい)の例文

  1. ともこちゃんは不将不迎の精神でくよくよ悩むことがなく、いつも笑顔です。
  2. 人間は、不将不迎の姿勢で生きていくべきです。
  3. 不将不迎の精神で、その時が来たら来た時にしっかり考えればいいんだよ。
  4. 人生ははかないものなのだから、不将不迎の考え方で、今ではないことについて悩むことをやめ、毎日を楽しく一生懸命に生きましょうよ。
  5. 不将不迎の精神で目の前のことに向き合って生きましょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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