【四字熟語】
風餐露宿
【読み方】
ふうさんろしゅく
【意味】
風にさらされ、露にぬれ野宿をすること。転じて、旅の苦労、野宿の苦しみのたとえ。
【語源・由来】
「餐」は食べたり飲んだりすることで、「風餐」は風にさらされて食事をすること。「露宿」は露に濡れながら夜を過ごすこと。旅や野外の仕事の苦しみを表す意味にも用いる。
【典拠・出典】
范成大「元日」,陸遊「壮子吟」
【類義語】
・風餐雨臥(ふうさんうが)
・飧風宿水(そんぷうしゅくすい)
風餐露宿(ふうさんろしゅく)の使い方
健太くんは夏休み中に、日本縦断旅行をしていたのよね。
そうなんだ。自転車で日本中を旅してきたんだよ。
毎日ホテルに泊まっていたの?
違うよ。風餐露宿していたんだよ。若いうちにしかできないいい経験だったよ。
風餐露宿(ふうさんろしゅく)の例文
- 旅をしながら各地の風景を描いて回っていたんですが、野草を食べながら風餐露宿していました。
- この歳になると風餐露宿は身体に堪えます。
- 松尾芭蕉は知人の家に泊まることもありましたが風餐露宿することもありました。
- 体力が続く限り風餐露宿の旅を続けたいと思っています。
- 風餐露宿していたところを、今の育ての親が私を拾ってくれました。