【四字熟語】
群蟻附羶
「群蟻付羶」とも書く。
【読み方】
ぐんぎふせん
【意味】
利益のあるところに人が群がり集まることを卑しむこと。
「群蟻、羶に附く」とも訓読する。
【語源・由来】
「羶」とは羊の生肉や生臭い肉で、それに蟻が集まるということから。
【典拠・出典】
『荘子』「徐無鬼」
【類義語】
・衆蟻慕羶(しゅうぎぼせん)
群蟻附羶(ぐんぎふせん)の使い方
おじいちゃんが、宝くじに当選したんだ。
へえ。すごいわね。うらやましいわ。
めでたいことなんだけど、でも、それを聞きつけた人たちが、群蟻附羶してきたんだよね。
お金のにおいに敏感な人っているわよね。おじいちゃん、だまされないと良いわね。
群蟻附羶(ぐんぎふせん)の例文
- 群蟻附羶というように、鉱山が発見されてから、もうけを見込んで人が集まってきました。
- 群蟻附羶、IT企業の社長の周りには、蟻のように女性が群がる。
- あそこで群蟻附羶というように、スーツの男性に囲まれている人が、今、話題になっている企業の社長だよ。
- 群蟻附羶、もうけ話のにおいを嗅ぎつけた人たちが集まってきているね。
- 群蟻附羶、会社の経営が上向くと来客が増える。