【四字熟語】
群集心理
【読み方】
ぐんしゅうしんり
【意味】
群衆の中で生まれる、特殊な心理状態のこと。
【語源・由来】
衝動的で興奮が高まることで、判断力や理性の思考が低下すること。
深く考えずに、人の言動につられて行動すること。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・付和雷同(ふわらいどう)
・阿附雷同(あふらいどう)
・唯唯諾諾(いいだくだく)
・不和随行(ふわずいこう)
【英語訳】
behave like a lot of sheep.
follow blindly.
群集心理(ぐんしゅうしんり)の使い方
先生に抗議したい気持ちはあったけれど、こんなに大勢が集まるなんておどろいたね。
初めは、本当に抗議したい人だけが集まっていたけれど、今となっては群集心理が働いているように思えるわ。
これ以上、人数が増えてしまうと、危ないかもしれないね。
指揮を取って、落ち着かなければいけないわね。
群集心理(ぐんしゅうしんり)の例文
- 本当になにかを訴えたい気持ちがある人は、ほんの少しの人数で、あとは群集心理が働いてしまった人の集まりだよ。
- この会社は群集心理が働いていることによって、労働時間が長すぎることに気づいていないようだ。
- 今考えると、どうしてあんなに必死に抗議していたのかと、不思議に思うよ。きっとあの時は、群集心理が働いていたのだろう。
- 群集心理とは恐ろしいことで、自分の考えがコントロールできていないことにも、自分自身では気づかなくなってしまう恐れがあるのです。
- 今回の事件は、群集心理が働いたことで、さらに解決が遅れてしまったことが考えられる。
まとめ
群集心理というように、興奮してしまうと冷静な判断ができなくなってしまうことが、あるのではないでしょうか。
特に、賛成している人数が多くなることで、正しい判断ができなくなるのかもしれません。
どんな時でも、落ち着いて行動するように、心がけたいものですね。