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逆取順守【ぎゃくしゅじゅんしゅ】の意味と使い方や例文(故事・出典)

【四字熟語】
逆取順守

【読み方】
ぎゃくしゅじゅんしゅ

【意味】
道理にそむいたやり方で天下を奪い、道理にかなったよい政治でそれを守ることです。

「逆取」は道理に背いた方法で手に入れること。「順守」は道理に従ったやり方で守ること。

【故事】
古代中国、殷の湯王は夏の桀王から、周の武王は殷の紂王から、それぞれ武力を使って天下を奪い取り、その後は文事に則ったやり方で政治を行い、聖天子と呼ばれたという故事から。

【典拠・出典】
史記』「賈誼伝」

逆取順守(ぎゃくしゅじゅんしゅ)の使い方

健太
兄さんは、あの会社を乗っ取ったって当初は恨まれていたんだ。
ともこ
へえ。確かに乗っ取りと言われてもしょうがない形であの会社を手に入れたわよね。
健太
でも、逆取順守で、今は、前の社長より兄さんの経営の方が働きやすいって評判なんだ。
ともこ
ちゃんと認められてよかったわよね。

逆取順守(ぎゃくしゅじゅんしゅ)の例文

  1. 武力行使したことは責められるべきことだけれども、その後の長い平和をもたらしたのだから、逆取順守として褒められたい。
  2. 地上げまがいの方法でこの辺りの土地を買い占めたけれども、逆取順守、結果、無計画な開発からこの土地を守りました。
  3. クーデターでこの地位を得たが、前の為政者よりも穏やかな平和をもたらしたので逆取順守と言われています。
  4. あんな無謀な方法で権力の座を手に入れたのに、意外と逆取順守で国民に寄り添った政治をしてくれています。
  5. 逆取順守、大きな犠牲がでたけれども、その後、長い平和が続きました。

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